2010年03月23日
やっとのことでオバマ大統領がひとつ大きな勝利を勝ち取ったようです。

オバマ大統領は下院での可決を受けホワイトハウスで声明を発表、「きょうの投票は一つの政党の勝利ではなく、米国民の勝利だ」と称賛した。』(3月22日付時事通信)
【歴史的な転換】
確かにオバマ大統領が言うとおり、これはアメリカにとって歴史的な日になるだろう。なにしろ今まで先進国でありながら国民皆保険の制度がなかったのはアメリカだけと言われており、今のクリントン国務長官も夫が大統領の時に試みたものの失敗に終わっていたのだから。
これでアメリカの抱える医療保険のすべての問題が解決するものではないかもしれない。しかし、米連邦議会予算事務局(CBO)によると、法案可決により保険制度に未加入の米国民3200万人に保険が提供される見通しだとされており、医療費がべらぼうに高いアメリカにあって無保険者にとっては少しでも救いになることは間違いないだろう。
言葉だけではなく、何度も、何度も国民に訴え続け、議会との協議も重ねて実現した今回の法案可決はオバマ大統領にとっては大きな、大きな政治的勝利になったことは間違いない。まさに有言実行を示した大きな一歩なのだ。
それに対して、半年経っても迷走ばかり続けて、言葉も理念も実行力も乏しい鳩山首相やその周辺とは大違いだ。
■歴史的な票決─米下院が医療保険改革法案を可決―アメリカを含めた主要国の緊縮財政が始まった!!
こんにちは。歴史的な評決、これを実現するためには、85兆円の財政支出が必要になります。そうなると、アメリカは金融危機対策のため膨大な財政支出をしてきたこと、アフガンへの介入でこれからも膨大な戦費を必要とすることから、緊縮財政を余儀なくされることになると思います。EUでは、アイルランド、ギリシャなどのデフォルト騒ぎがあり、緊縮財政に走らざるを得ないでしょう。では、中国はどうかといえば、GDPの成長率は本当は4%くらいで、これは雇用を満たす6%を下回っているといわれています。それに、上海万博後にはバブルが崩壊するともいわれています。そうなると、主要国ではまともなのは、日本くらいなものです。私のブログでは、世界の主要国が緊縮財政に走らざるを得ない現在の、日本のあり方など掲載しました。それから、無責任なマスコミが日本の財政破綻の危機をあおっていますが、そのようなことはないこと、もしあったとしたら、日本でだけではなくて世界がとてつもない状況に追い込まれることなどを掲載しました。詳細は、是非私のブログを御覧になってください。
Posted by yutakarlson at 2010年03月23日 11:36
yutakarlsonさん、コメントありがとうございます。ブログも拝見させていただきます。緊急時にどうしても財政支出を膨らませるのはやむをえませんが、だからといって国債を際限もなく増発して無責任な財政拡大を続けていけば早晩国家財政が危機に陥るのはどこの国でも同じだと思います。平時は財政支出に過度に依存するのではなく、民間のカネ、民間の活力で自立的な経済成長を目指すべきだと思います。
Posted by luckymentai at 2010年03月25日 23:04