2007年11月11日

【金価格の上昇】

このところの相場の動きは不穏だ。金価格もそのひとつだろう。

投機の渦-原油と金相場『8日のニューヨーク商業取引所の金先物相場は、国際的な指標となる12月渡し価格の終値が、前日比4ドル高の1トロイ・オンス(約31グラム)=837・50ドルとなり、1980年1月に付けた終値の最高値を約28年ぶりに更新した。

 金価格は、9月上旬に700ドル台に乗せた後も上昇を続け、2か月余りで約20%値上がりした。

 米国の低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」問題の影響で金融市場の混乱が続く中、「金は安全資産」との見方が高まり、実際の需要と直接関係のない投機資金が流れ込んだとみられる。米連邦準備制度理事会(FRB)のベン・バーナンキ議長が8日、米景気の先行きに厳しい見方を示したことも、株式市場などからの資金移動を加速させた模様だ。』 (11月9日付読売新聞)


1979年当たりの金価格のピークである1オンス600ドル近辺を突破して800ドル台に突入しているというのは本当に驚きです。30年ぶりの暴騰。何かが大きく変わりつつあるという予感がします。

【投機心理の渦】

不安が不安を呼び、出来るだけ安全なところに逃げようとする。人間というのはいつの時代も変わらないものですね。

そんな中で負の連鎖が次々と起こっている。米国に端を発し、欧州が慌てた「サププライムローン」にまつわる不気味な不安。今年6月あたりから噴出したこの問題が事の発端でした。

それと連動するかのように投機資金が原油や金になだれ込んで、ほとんど一方通行で上昇し続けているのです。

【投機の背後にあるもの】

中国やインドといった新興国家が猛烈な勢いで経済成長を続け、低成長に甘んじている米国や日本、欧州などの先進国経済を牽引する。これ自体は世界全体の景気を上向かせ良いことなのですが、少し長い目で見ると地球という限られた資源、限られた環境の中での人間の経済活動がそのキャパを超えてパンク寸前になりつつあるというのが、地球温暖化や石油等の資源の高騰に現れてきているという負の側面もあるのです。

投機家がその不安心理の間隙を狙って暴れまわる。そして石油や金の価格が暴騰し、インフレの足音が大きくなっていく。

こんなときだからこそ、そんな巨額のお金とは縁のない僕たち庶民はこの大波乱の時代にどうやって冷静に慎ましやかに生きていくかをじっくり考えていく必要がありそうです。

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