2011年07月15日

【追い山でフィナーレ】

希望をつなぐ山笠の子供たち今年も恒例の追い山が7月15日4時59分に櫛田神社からスタートしました。残念ながら今回は見学に行けなかったので、12日の追い山ならしに外国人留学生を連れて見に行きました。全員で10名。インドネシア、中国、アメリカから来た留学生たちと一緒に炎天下の博多の町を山とともに走り抜けました。

希望をつなぐ山笠の子供たちなかでも留学生たちが大喜びだったのは山の前に走る子供たち。炎天下の中でも元気いっぱいの子供たちの歓声は「ニッポンって素晴らしい」と留学生たちを印象付けるのに十分すぎるほど爽やかなものでした。

旧東町筋では、「水かけて!」という大勢の子供たちに沿道の大人たちが「勢い水」をかけてあげていました。そのたびに「ワー、キャー」「気持ちいい~」という歓声がこだまします。

この子供たちの底抜けの笑顔には本当に救われます。東日本大震災、そして福島第一原発で被災した多くの子供たちにもこの笑顔を取り戻してあげたい、そう心から思いました。

【明日の希望は子供たちから】

希望をつなぐ山笠の子供たち巷では連日東日本大震災後4カ月を経ても未だに復興が進まず打ちひしがれる被災地の様子や、収束するどころかますます拡大している福島第一原発の核惨事による放射能汚染などがテレビで放送されています。

博多の町では、山笠期間中は特にそんな悲惨な東北の状況を忘れるくらいいつも通りの祭りの風景がありました。でも目を博多の地以外に転じれば、昨年とはまったく違った光景や人々の表情があります。それはあまりにも悲惨で、あまりにも希望が見えないニッポンの姿です。

そんな中でも少しずつでありますが、東北の各地に子供たちの笑顔が戻ってきたというニュースも混じるようになりました。先日は北九州の国際交流をしているNPO団体・ロシナンテスが東北の被災地で運動会を開催し、スーダンから連れてきた子供たちと被災地の子供たちの交流を実施したとの報道がありました。そこには笑顔を取り戻した子供たちの姿がありました。

なにか博多が被災地に向けて出来ることがあるとしたら、この子供たちの笑顔を届けること、子供たちを博多から元気にすることではないかと山笠のお祭りを見ながら考えさせられました。

≪参考≫

・「炎熱の追い山ならし見学記」・・・2011年7月12日の僕の旅行記



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