2012年09月05日

【首相が任命?】

結局、国会の同意なしで首相が任命するそうです。

首相が任命?-原子力規制委員会人事『政府・民主党は4日、国会に提示した原子力規制委員会の委員長ら5人の人事案について、今国会会期中(会期末9月8日)の衆参両院での採決を見送り、閉会後に野田佳彦首相が任命する方針を固めた。来週以降、規制委の発足日を定めた政令を閣議決定し、委員長には田中俊一・高度情報科学技術研究機構顧問を任命する。

 規制委設置法は施行(6月27日)から3カ月以内の設置を定めており、同委は9月26日までに発足する。

 規制委の人事は国会の同意が必要だが、設置法の付則により、国会閉会や衆院解散のために同意を得られないときは、首相が任命できる。ただ、その場合は任命後最初の国会で、事後承認を得なければならない。

 民主党の城島光力国対委員長は4日、同意人事案採決に関し「日程的にも極めて困難になってきた」と見送りを示唆。「人事が漏れたことでスタートがつまずいたことが最大の問題だ」と述べ、「事前報道」による波乱が原因との認識を強調した。一方、参院自民党の脇雅史国対委員長は「(人事案に反発がくすぶる)民主党の内部問題で採決できない」と、民主党対応を批判した。

 秋の臨時国会で仮に規制委人事の事後承認が得られなければ、首相は罷免しなければならず、発足早々、委員が不在となる可能性もある。ただ、設置法には、原子力緊急事態宣言が出されている場合は、その通知を衆参両院に出せば、宣言が解除されるまで事後承認を求めなくてもいいとの規定もある。【笈田直樹、阿部亮介】』(9月5日付毎日新聞)


【初めから終わりまで出鱈目】

こんな出鱈目が許されていいんでしょうか?特に委員長人事はいったん決めてしまえば、今後5年間その委員長が原子力規制に関するほぼすべての権限を握るという強大な権力となるのです。そんな重大な人事を国会の日程が困難になってきたから国会の同意など無視して、なんと官僚が姑息に入れていた設置法の附則に則って首相が決めるという。言語道断の暴挙でしょう。

そんなら初めから国会の承認など要らないということではないですか。国会軽視、国民軽視も甚だしい。原子力を温存するためにはどんな手を使ってでもやり通す、そういう原子力ムラの傲慢不遜な決意が見え見えです。いくつかの報道でも明らかですが、田中俊一氏をはじめとする原子力規制委員の政府案はほぼ原子力ムラの面々です。そんな連中が原発の稼働に都合の悪い判断を下すわけがない。子供でもわかります。百歩譲ってこの人たちを入れるとしても、少なくとも5名の候補のうち原発マネーをもらっている4名は候補から外し、その外した候補に代えて数名は今まで反原発で頑張ってきた人を入れるべきでしょう。例えば九大の吉岡斉副学長とか、渡辺満久東洋大学教授などです。

首相が任命?-原子力規制委員会人事因みにその原発マネーを受け取っていた4名とは表のとおりです。肩書だけを見れば「The Best & Brightest」なのでしょうが、その腹を見れば「The Worst & Dirtiest」です。こんな人たちに子供たちの命を預けるわけにはいきません。

首相が本気で脱原発をやるつもりなら、官僚や原子力ムラの圧力に抵抗してこんな人事は差し戻す気概くらい持ち合わせているはずです。民主党の政治家たちは本当に不甲斐ない。子供たちの未来と命を守るために命を張ってほしいと思います。


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