2008年10月10日

この現象をタイム誌がおもしろいタイトルで取り上げていました。題して、「ユナイテッド・ステーツ・オブ・フランス」("The United States of France", page 25 TIME dated on October 6, 2008)。アメリカが「フランス合衆国」になった?
【金融、そして自動車も】
アメリカは銀行を国有化してしまい、次は自動車産業まで国有化しようとしている。これってアメリカ人自身が蔑んでいた国そのものに似てきているのでは?
We've nationalized the banks; the auto industry is next. We now resemble the very country we love to mock
そう、その国とはフランスのことなのです。週の労働時間は27時間、月に19日の休暇を取って、二日に一回はストライキしながら、毎日ワインでランチ。そういう社会主義福祉国家フランスを軽蔑していたアメリカ政府も国民も、自由競争を標榜するアメリカの象徴だった金融や自動車を半国有化せざるを得なくなって、フランスに限りなく近づいているのです。
【色褪せる強大国アメリカ】
アメリカ人自らが、アメリカの自慢の産業である金融と自動車をフランスと同じだと揶揄せざるを得ないほど、追い詰められつつある現実。
皮肉にもブッシュ政権は9/11の二つの高層ビルの崩壊で始まり、二つの巨額の浪費で終わろうとしています。後者の浪費とは、ひとつはイラク戦争の軍事費6530億ドル、もうひとつは7000億ドルの公的資金をはじめとする金融界への政府資金投入です。
金の切れ目が縁の切れ目。強大国アメリカもその資金力が色褪せれば、その凋落も早いのではないでしょうか。次に来るであろうアメリカからの大波に僕たち日本人も備えておく必要がありそうです。
食欲、読書、芸術、スポーツの欲張った秋到来です。(^^#)
相変わらず、お忙しいようで結構なことです。10のトピ拝見しています。共通項は、エンタメ、金融危機、地球温暖化に集約できるかなと・・・。先ず高橋真梨子さんの話題は、「懐かしい博多」を偲びたい気持ちが分かります。クリスマスディナーは、正直開催日とお値段が?です。バナナ、東国原知事は、エンタメの影響でマスコミが醸成した愚かさを感じます。金融危機は、アメリカ発が世界中に伝播する時間、距離が無く、一国資本主義が最早成立し得ず、共産主義経済国とても、実質は資本主義で、所有の論理に違いがあるだけ。更には自由な資本の論理は破綻し、所有の論理を振り翳し利益を独占し、格差社会を世界に広めた終端は、国家介入でしか救えぬドグマを招いた。地球温暖化は、基本に経済第一主義の破綻だと思う。人類は地味に地球に依存する儚い生き物として自覚したら・・。・等と思うのです。(~_~;)
Posted by FK_Snoopy at 2008年10月13日 10:26
FK_Snoopyさん、コメントありがとうございます。ほんと、何でもやりたいことだらけの秋到来です。釣り、登山、ゴルフ、読書、ブログ書き(笑)。
それにしても最近の相場の乱高下、お金もってる人たちはチャンス到来でさぞ喜んでいるんでしょうねえ、それとも、やられて真っ青? いや、本当にお金持ってる人はそうではないでしょうねえ、うらやましい。
Posted by luckymentai at 2008年10月16日 04:04