2009年12月09日

【異例の措置】

痛ましい火災事故が起きた釜山市の対応に注目が集まっています。

釜山市の手厚い事故処理『韓国・釜山市の室内射撃場「ガナダラ射撃場」で日本人観光客ら16人が死傷した火災で、釜山市は4日、死傷した16人全員に対し、業務上過失致死傷容疑で逮捕された射撃場の経営者(63)に代わって一時的に補償金を支払う方向で検討していることを明らかにした。事業主の逮捕に伴い、補償の遅れが予想されるためで、具体的な補償額などは、4日に設置した「事故補償支援本部」で今後検討するという。

 民間施設での事故補償を行政側が立て替えるのは異例だが、同市には多くの日本人観光客が訪れることも考慮したとみられる。支援本部の担当者は「当初から政府としても被害補償などを検討している」と説明。「市としても一日も早く遺族や負傷された方の心的負担を減らしたい」と語った。

 同市によると、補償金には慰謝料、治療費、葬儀費などが含まれる見込みで、公費と韓国観光協会中央会(本部・ソウル)の募金を充てる予定。被害者▽業者▽釜山市の3者で協議し、具体的な補償金額などを決め、後に市が事業主側に請求するという。

 火災では、長崎県雲仙市などの日本人10人と韓国人5人の計15人が死亡し、1人が重度のやけどを負った。釜山市は日本人被害者の家族が韓国滞在中の費用などを負担するなど、特別チームを組んで支援していた。』(12月4日付毎日新聞)


【日韓の絆】

今回の火災事故で犠牲になった方々はそのほとんどが長崎からの日本人観光客だったのですが、事故後の韓国政府そして釜山市の対応は日本国内でもなかなか出来ないのではないかと思うほど手厚いものでした。

もうすぐ年間3百万人にもなると言われている韓国を訪れる日本人観光客に悪いイメージを与えたくないというのが、韓国側の実利的な本音なのかもしれませんが、少なくとも釜山市はそういう立場を超えて真摯に遺族の方々へのお世話をしているようです。

福岡市も釜山市と友好都市となり、今年は「友情年」としてお互いの交流をさらに深めようと様々な取組を行っていますが、その背景には多くの民間ボランティア団体や個人の日頃からの交流があることを忘れてはいけません。きっとそういった市民同士の交流が今回の釜山市の事故処理にあたってもプラスの影響を及ぼしていると信じます。玄界灘という海を隔てていますが、今後も遠い隣人ではなく近くの大切な隣人として接していきたいですね。


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