2010年07月23日

【猛毒の魚?】

小さいけれど猛毒の「サカナ」が南からやってきているようです。

南海からの刺客―海は警告する『フグと同じ猛毒を持ち、かまれると死に至ることもある「ヒョウモンダコ」が九州北部で相次いで見つかっている。

 熱帯・亜熱帯海域が本来の生息地だが、専門家は温暖化による海水温の上昇で生息域が北上していると指摘する。海水浴シーズン真っ盛り。福岡県などは「海で見つけても絶対に素手で触らないように」と注意を呼び掛けている。

南海からの刺客―海は警告する ヒョウモンダコは体長約10センチと小さく、浅い海の岩礁や、砂と小石が交じる海底に好んで生息する。その名の通りヒョウ柄で、薄茶色の地に焦げ茶色のまだら模様がある。刺激を受けて興奮すると全体がやや赤みを帯びた色になり、まだら模様はリング状の青色に変化する。

 唾液(だえき)の中にフグと同じ神経毒の「テトロドトキシン」を含み、かまれるとおう吐やしびれ、けいれんを引き起こす。オーストラリアやインドネシアなどの太平洋、インド洋海域に生息し、かまれた人が全身まひで死亡した例もある。

 九州では鹿児島、沖縄両県にまたがる南西諸島が主な生息域とされ、ダイバーらの間で「要注意生物」として知られてきた。しかし、福岡県でも昨年11月、福岡市西区の博多湾でカキ養殖いかだにいるのを県水産海洋技術センターの職員が初めて発見した。

 センターが漁師らに注意喚起して情報収集を始めると12月以降、同市東区の志賀島沖で2匹、糸島市の玄界灘で4匹の発見報告が相次ぎ、今年4月12日には北九州市若松区沖の海底に沈めたイカ漁用のかごから1匹が見つかった。

 さらに、長崎県壱岐市沖で6月23日に1匹、佐賀県唐津市沖で7月6日に1匹を発見。大分市沖でも昨夏、2匹が捕獲されるなどしていた。幸い、けが人の情報はまだ寄せられていないという。』(7月22日付 読売新聞)


【広がる海の異変】

このブログを書き始めてからもう5年近くになりますが、その間にも様々な海の異変を伝えてきました。最近だけでも巨大深海魚の漂着、玄界灘のウニの大量発生、明石のタコ大発生など水温の上昇が原因と推測されるような異変が続々と報告されています。

海水温の上昇に関しては、昨年7月26日に国連環境計画(UNEP)が最近の調査結果をまとめていますが、それによれば日本を含む各国の沿岸海域のほとんどで、過去25年ほどの間に地球温暖化による海水温度の顕著な上昇が観測され、魚の資源の減少が目立つとされ、特に日本海は1982年から2006年までの水温上昇が1・09度で、東シナ海(1・22度)などとともに「上昇傾向が特に大きい」六つの海域の一つとされたそうです。

見た目には海は以前と変わらないように見えますが、海中では最近の急激な気候変動の影響で海流が大きく変化し、魚介類の生態系が様変わりしているのではないかと思われます。今回発見された「ヒョウモンダコ」も人間が引き起こした気候変動によって南の海からやってきた「招かれざる刺客」ではないでしょうか。



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