2010年12月15日

【閉幕】

何も決まらずに閉幕してしまいました。

温暖化交渉の停滞―COP16閉幕『国連気候変動枠組み条約第16回締約国会議(COP16)は最終日の10日夜(日本時間11日午前)から11日未明(同午後)にかけて全体会合を開き、2012年末で期限が切れる京都議定書後の温暖化対策の枠組み(ポスト京都)について「できるだけ早い作業完了を目指す」とした議長案(カンクン合意)を採択して閉幕した。ポスト京都の合意を事実上、南アフリカ共和国で来年開かれるCOP17に先送りした形だ。
 ただ、カンクン合意には、途上国による温室効果ガス排出削減を促す新たな検証制度や支援基金の創設を明記。また、昨年のコペンハーゲン合意に基づき、先進国と途上国が示した削減目標・行動に締約国全体で留意することに言及するなど、京都議定書で削減義務のない米国や中国にも一層の削減を求める内容となった。
 最大の焦点だったポスト京都をめぐっては、新興国・途上国が、排出削減義務を先進国にだけ課す京都議定書の延長を主張。これに対して日本政府は、現在の議定書の単純延長に当初から強い反対姿勢を表明。先進国と新興国・途上国との対立は最後まで解けず、条件付きで延長を容認する欧州連合(EU)の思惑も絡み、最終的に主要議題での合意を先送りすることで決着した。日本政府は米中を巻き込む方向性を出せたことで、「納得できる内容」と評価をしている。』 (12月11日付時事通信)


【先送り】

京都議定書の期限は2012年末。もし次回の会合であるCOP17でポスト京都の合意が出来なければ今まで積み重ねてきた地球温暖化防止の国際的枠組みは流動化してしまう可能性が高い。行きつく先は地球全体の気温上昇がもたらす様々な被害の拡大、そしてそれらの対策コストの増大、その先には各国の対立の先鋭化、紛争の拡大といった負の連鎖であろう。負の連鎖が回避できる時間はもうあと数年しかないのだ。

もしかしたら、いや、すでに地球温暖化が自動的に進行してしまう「ポイント・オブ・ノーリターン」は通過してしまっているのかもしれない。そう、手遅れかもしれないのだ。それでも最悪のシナリオを出来るだけ回避する責任は今の世代の人類にかかっている。

人類に本当に「英知」はあるのだろうか?目の前の利害対立が、その「英知」を踏みにじり後戻りの利かない世界に地球上の生命すべてを追い詰めようとしている。


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