2010年09月13日
ネットの口コミは果たしていいことなのでしょうか。

訴状などによると、2010年3月、店舗の外観やメニューなどが、店に無断で投稿・掲載された。その後、店は外観やメニューを変更したが、「食べログ」の掲載内容は変更されないままだった。店舗側は「食べログ」に削除を要求したが、受け入れられなかったという。
また 店側は、独自のウェブサイトを開設しているものの、検索エンジンでは食べログの方が上位にヒットする。この点についても、「混乱を招く」と問題視している。』(9月10日付J-CASTニュース)
【店と消費者の論理】
インターネットが発達して、消費者はインターネットを通じて様々な情報を入手することが出来るようになり、作り手側や供給側の一方的な宣伝や論理だけに惑わされることが少なくなったことは事実です。それどころか、それらの情報を元に個人でも自分が本当に望んでいる食事やサービスや商品を取捨選択できる幅が広がっています。
この「食べログ」もその典型的な例でしょう。 食べログは、全国約60万店の情報が掲載されている国内最大級の口コミグルメサイトで、情報量の多さには定評があります。すなわち、誰もが全国どこにいてもインターネットの「食べログ」に投稿された口コミを事前に知ることによって、その店の「善し悪し」を判断する材料を得ることが出来るのです。
しかし、一方で今回の店側の提訴にあるように、店としては「食べログ」に掲載されている情報が古くなっているのに、それを見た消費者がその情報に引きずられて店に来ない可能性があることを懸念しているのです。だからといって「食べログ」を運営するカカクコムにしてみれば全国60万件ちかいお店の情報をいちいち訂正・削除するようなことは無理でしょう。
さらに言えば、口コミをする消費者側も善意で情報を書いている人ばかりだけではなく、悪意を持っていたり、間違った情報を載せている場合もあり得ます。
【第3者の目】
ではどうするか。簡単な解決策はないというのが現状なのでしょう。ただし、口コミを載せる側、載せられる側、それを利用する側にそれぞれ言い分があり、それなりのメリット、デメリットがあって、3者がそれぞれその利点を享受している以上、物別れで終わるのではなく、よりよいシステムを作るべく3者で少しずつでも改善を進めていくことが求められるのではないでしょうか。
もうインターネットによる公開社会は後戻りが出来ないところに来ています。あとはそれを利用する側がどうそれを改善していくかにかかっているように思いますが、みなさんはどう思われますか?
食と言う個人差が大きい、味、サービスを
扱うからには、「食べログ」サイト側は責任と同時に権威を持つべきです。
味は百人百様ですから、美味いの不味いのは、揉めたら投稿者の身元を明らかに出来る位の公信力が必須でしょう。
所謂食通サイトでさえも、過去に幾つも揉め事を起こしています。
価格comはその覚悟があれば、お店も安心して掲載を許せるでしょう。
ネットで人気を煽り、大儲けなんて話を聞くと怖いなーと感じます。
佐賀のお店を支持します。
Posted by おきゅーと at 2010年09月14日 10:23
なるほど。確かにヤフーオークションやeBayなどのネットオークションサイトも、サイト自身の信用力というか、サイトを公正に運営できる能力があるからこそあれだけうまくいっているんですよね。ただ、ただ、ログを流しっぱなしでは価格comもサイトの永続的な発展は望めないでしょうね。
Posted by luckymentai at 2010年09月15日 08:57
飲食店経営です。自宅と店は住所も電話も一緒です。私は、営利サイトの方には、店舗に対して「掲載するかどうか」の同意や確認を得てほしいです。個人ブログの方は写真を撮る場合に「とっていいですか?」とせめて一声かけてほしいです。ほとんど聞いてくれません。食べログには悪口は書かれてませんが、電話帳に載っているだけで「強制掲載」とされるのはどうかなと思います。なにぶん自宅ですし、子供もいやがります。人の心が読めると「普通に生きていけない」という映画がありましたが、ネットにはこういった相手の心を読み合うという側面があると思います。ちょっとした思いやりなんですけどね。食べログは「店は公共物」っていいはるのでね。いやな会社ではあります。地元のIT会社が同じことやってたら怒鳴りにいきますね。たぶん。
Posted by 食べログに関して at 2010年09月16日 11:57
飲食店を経営されている方にとっては、本当に今回のような問題は死活問題になりかねないということがよくわかりました。何かいい解決策を模索しないと、このままでは貴店のようなお店にとっては迷惑な状況がずっと続きますよね。
Posted by luckymentai at 2010年09月22日 12:25