2010年11月22日

【異常高温の原因】

今年の夏の暑さは本当に異常だった。もう何十年にもわたって異常気象が続いているので、多くの人が無頓着になっているのだが、それにしても今年はまれにみる異常な夏の暑さだったことは論をまたないだろう。その原因についてある研究所から発表がありました。

異常猛暑の原因―海水温『今年の日本の夏(6~8月)が気象庁の統計が残る過去113年間で最も暑かった要因について、スーパーコンピューターで再現実験を行ったところ、過去約30年間の長期的な海面水温上昇が高温原因の2割強を占める結果となった。東京大大気海洋研究所が19日発表した。
 気象庁の異常気象分析検討会長でもある同研究所の木本昌秀教授は「長期的な温暖化の『底上げ』分がなかったら、猛暑はここまでひどくなかった」と説明。長期的な海面水温上昇の原因の半分以上は、温室効果ガスの排出など人為起源とみており、排出量削減などの努力が必要としている。』(11月19日付時事通信) 


【本当におかしい】

データの上で出てきた結論はそれなりに尊重すべきだと思う。でもそれと同時に「なにかおかしい」と感じる普通の人たちの皮膚感覚も無視してはいけない。僕は気候変動や海水温の異常などについてはまったくの素人ではあるけれども、一介の釣り人として海の異常についての「ある皮膚感覚」を大事にしている。

身近な海の中がおかしいという話は、仲間の釣り人や遊魚船の船長たちからも幾度となく聞いている。また自分自身も釣りをする中で最近思うことだ。それが地球温暖化の影響かどうかは学者ではないのでわからないが、少なくとも21世紀になって、ここ10年くらいの近海の変化は尋常ではないような気がするからだ。

まず、1年を通じて季節ごとに釣れていた魚が釣れなくなった。秋から冬にかけての海水温が高いと感じる年が多くなった。今年はその最たる例だ。

果たして海水温は高くなっているのだろうか?そしてそれは人為的なものなのだろうか。僕ら、ただのサラリーマンはそうではないことを願うばかりだ。


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