2011年04月27日
ようやく日本でも市民が草の根の声をあげはじめました。

これは、地球の環境について考える「アースデイ」にあわせて行われたものです。デモ行進では、家族連れなどおよそ5000人が「エネルギー政策転換を」などと書かれたプラカードを掲げ、渋谷駅前や明治通りなどを練り歩きました。
「未来のため、新しい時代が始まっていると感じてもらえたら」(歌手 加藤登紀子さん)
「後遺症として残るもの、範囲があまりに大きい。エネルギーシフトとして見直していく」(湯川れい子さん)
「子供の世代が安全に生活できないのが一番の問題 」(参加した人)
一方、東京電力本社前でも、「脱・原発」を訴える複数の団体が合同でデモ行進を行い、警備にあたる警察官ともみ合いになる場面もみられました。』(423日付TBS系(JNN))
【子供たちのために】

安全だと言われている原発には保険は効かない。そして今回の福島第一原発の核惨事でまさに天文学的な被害が予想され、保険会社が原発事業に対する保険から今後撤退する可能性さえ出てきたことがようやく日本の未来に新しい可能性を開きつつあると僕も思います。そう、原発はこれから市民の圧倒的な怒りとマーケットからの締め出しをくらって産業として成り立たなくなっていくだろうということです。
もう今までのようなゴマカシは原発を推進してきた人たちには効かないでしょうし、経済原理も働かなくなる。その背後には、これから何十年、いや何世代にわたって苦しみを背負い続けることになる福島やその周辺の方々がおられるのです。福島だけではありません。日本全国いつどこで次の核惨事が起きるかは誰にもわかりません。その可能性が最も高いのが地震による原発事故です。
そして今、いままでとは違ったカタチで市民が動き始めました。たとえ数は少なくとも、これは大きなうねりとなっていくでしょう。怒りを暴力でなく平和的に示す。そのとき、警察官も自分たちも原発事故では放射能の前に無力だということを悟り、市民に圧力をかけることが結局は自分のクビを締めることを悟ることになるでしょう。すべては自分たちの家族のため、子供たちの安全のためなのだから。当たり前の生活を守るためにやるのだから。
「事故があると、国がつぶれるほどのコストがかかる。No more atomic anything.」というC・W・ニコルさんの言葉、本当にその通りだと思います。
日本はメタンハイドレートという新たなエネルギーの開発で世界の最先端を走っています。
国はもっと早く、もっと力を入れて、この開発を促進すべきだったと思います。
Posted by 保険プラザ in 高宮 at 2011年04月27日 09:07
仰る通りだと思います。国はもともとは原子力の平和利用ということで、資源の少ない日本には原発は必要ということでいわば「善なる」動機で出発した(もちろんその裏には軍事目的もあるとは思いますが)。その当時は原子力は「夢のエネルギー」と喧伝されていたのだと思います。
しかし、たび重なる重大事故や反原発運動の高まりを受けて、「原発は安全、低コスト」と国民をだまし続けるとともに、分散型のエネルギーのあり方や太陽光、地熱、風力といった他のエネルギー投資に不熱心のまま、今に至ったのです。この咎めが今一気に来たと考えるべきでしょう。これは何度も言いますが僕ら国民にも責任があると思います。
多くの国民が真実を知らされないまま、「原発がなければ電気がなくなる」、「経済が立ち行かなくなる」という脅しを聞かされ続けてきたため今でも原発は条件付きで賛成という方が多いのが現実です。でも本当にそうでしょうか?今、しっかり1人1人が真剣に考えるべきときです。
Posted by luckymentai at 2011年04月27日 13:18