2011年06月10日

【福井県の反旗】

国内では最も原発の数が多い福井県の知事がしっかりと意見を述べています。

希望の光―福井県知事の決断『国内最多の原発14基が立地する福井県の西川一誠知事は8日、政府が国際原子力機関(IAEA)閣僚会議に提出した東京電力福島第1原発事故の報告書に盛り込まれた教訓や安全対策について、「原発立地自治体の不安に対する答えではない」と述べた。定期検査などで停止中の原発の運転再開を認めない考えを示した。

 7日夜の報告書公表を受け、県庁で会見した。県は定検中の原発の運転再開や稼働中の原発の運転継続について、国が暫定的にでも新たな安全基準を示すよう求めている。報告書が新たな安全基準に代わるものとの見方もあったが、西川知事は「原子炉施設への地震の影響が不明。高経年(老朽)化原発への対応も明らかではない」などと指摘した。また新たな安全基準は、原発立地道県ごとに示す必要があるとの認識を示した。』(6月8日付毎日新聞)

【本物のリーダー】

このブログでは何度も何度も、「なぜこれほどまでの核惨事を経験しても、日本国民は原発ありきなのか」と問いかけてきました。僕らは今まで電力会社や政府のこれでもかと流される「広報」に慣れっこになり、条件反射的に「原発は安全」、「原発がなければ電力が足りなくなるのでは」と思わされてきたのです。

それにもまして、福島県とその周辺の町や村では高濃度で未だに拡散する放射能汚染に健康が脅かされ、日々不安と恐怖にさいなまれている多くの住民の方々がいることを片時も忘れてはいけないと思います。にもかかわらず、そういう不安には答えず、原発が稼働しなければ電力会社の損害は年3兆円にのぼるとか、原発がなければ電力が足りなくなるとか、普通の市民の不安を煽る情報を流す人たち。

そんな中での福井県の西川一誠知事の発言は非常に重たいものがあります。それは14基の原発という重い現実を真摯に受け止めているからでしょう。今こそ一人ひとりが真剣に、深く考えて行動しなければ第二の福島の核惨事を止めることは出来ないでしょう。それは地震国ニッポンでは確実にまた起こると思います。あとはロシアンルーレットよろしく、どこがそうなるかだけです。

折しも来年夏には定期検査などですべての原発が止まります。安易な運転再開は日本の将来に大きな禍根を残すことになるでしょう。ドイツの決断を見習うべきだと思います。


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