2007年12月17日

【涙の演技】

ショートプログラムでの不振をフリーで挽回できるか。浅田真央選手の演技に世界の目が集まった。果たして結果は?

浅田真央、逆転ならず!『まさかの前日のSP最下位で、ほとんど経験がない6人中の一番滑走。首位とは5.58点差で逆転できないほど離れてなかったが、浅田真にとってこの日の最大の敵は自分自身だった。
 冒頭で、今季一度も成功してなかったトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷。両足のエッジが着く減点はあったが、「跳べたことで気持ちが楽になったんじゃないかと思います」。
 難関を越え、気持ちが乗る。3回転ルッツは踏み切りを厳しく判定されたが、ショパンの「幻想即興曲」に乗って生き生きと演技。最後に力を振り絞ってダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を決めると、思わず涙がこぼれた。「自分で立て直すことができてすごく疲れた。(涙は)ホッとしたし、疲れたし、うれしかったし、(いろいろ)詰まってます」という。』(12月16日付時事通信)


フリーで最高の演技を見せてくれた浅田は結果的には2位の銀だった。でも本当にすばらしい演技だった。最後に見せた涙も、一生懸命さが表れていてさわやかだった。

【逆境に強くなる】

今年のGPは三戦ともに不振のショートプログラムを自由演技で巻き返すというパターンが続いた浅田真央選手。今回もそのパターンとなったわけだが、やはりライバルの金妍児は強かった。

しかし、これでいい。北京で金を取るために今はぴったりとライバルについて、しっかりと精神力をつけるのだ。そのための試練だと思えば、これほどの見せ場はない。

僕たちファンは浅田選手がこの試練を乗り越えて、精神力に磨きをかけて北京の表彰台に金メダルを持って立ってくれることを信じています。

がんばれ、浅田!!!

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