2012年12月14日

【今年の漢字】

今年の漢字は何に決まったのでしょうか?

「絆」から「金」へ―今年の漢字『2012年の世相を表す「今年の漢字」に「金」が選ばれ、清水寺(京都市東山区)で12日、森清範(せいはん)貫主が特大の和紙に揮毫(きごう)した。

 財団法人・日本漢字能力検定協会(同市)が公募。25万8912通の応募のうち、最多の「金」は9156通だった。ロンドン五輪での日本選手団の活躍や、山中伸弥・京都大教授のノーベル生理学・医学賞受賞などの「金字塔」が打ち立てられたことや、消費増税や生活保護費の増大など金(かね)を巡る問題を理由に挙げた人も多かった。

 森貫主は「混沌(こんとん)とした暗い世相に一筋の光明を見つけ、頑張ろうとする日本人の気概を感じた」と語った。

 今年の漢字で「金」は2000年にも、シドニー五輪や金融機関の破綻・再編などを受けて選ばれている。』(12月12日付読売新聞)

【混迷の1年】

日本漢字検定協会の発表によれば、応募総数は25万8912票で、過去最多だった11年の約半分にとどまり、そのうちトップの「金」は9156票(3・54%)と総数に占める比率は過去最低で、協会は「混沌とした世相のせいか、今年は選ぶのが難しいという声が多く、票も分散した」とのことでした。因みに2位は「輪」(7867票)、3位は「島」(5054票)。4~10位は「領」「乱」「空」「政」「復」「輝」「国」と続いているとのこと。それぞれの漢字が今年の世相と現実を表していて興味深いですね。

もうひとつ付け加えれば、政治家や有名タレントなども自分にとっての「今年の漢字」を発表しています。たとえば、国民の大多数の反対を無視して大飯の再稼働を「決断」した野田首相の今年の漢字は「決」、ノーベル賞を受賞した山中教授にとってはびっくりの連続だったという意味で「驚」、お笑いタレントの有吉弘行にとっては「何とか今年も逃げ切れた」という意味で保身の「保」を選んでいました。笑えますね。

僕にとっても今年の漢字は、3/11以降国民の脱原発の思いとは裏腹にますます混迷の度合いを深める国の原子力政策の元凶である核エネルギーの「核」としたいと思います。総選挙の結果、自民中心の政権になればますます核独裁国家に突き進んでいくことになることを危惧しています。


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