2010年12月29日

【タイム誌の今年の人】

タイム誌の今年の人が発表されています。

2010年のタイム誌が選んだ「今年の人」は?『米タイム誌は15日、年末恒例の「パーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の人)」に、世界最大の会員制交流サイト「フェースブック」の創業者、マーク・ザッカーバーグ氏(26)を選んだと発表した。「5億人以上の人を社会的に関連づけたことで、新たな情報交換システムを創造し、我々の生活スタイルも変えた」と授賞理由を述べている。1927年に大西洋横断飛行を果たして初代「今年の人」となったリンドバーグ(当時25歳)に次ぐ若さ。フェースブックは04年にハーバード大の学生だったザッカーバーグ氏が開発。現在は5億人以上のユーザーがいる。』(12月15日付毎日新聞)




【SNSとしての使い勝手】

2010年のタイム誌が選んだ「今年の人」は?1984年、ニューヨーク、Dobbs Ferryに歯科医の息子に生まれたザッカーバーグが作り上げたソーシャル・ネットワーキング・サイト(SNS)「Facebook」は米国では1億45百万人が活用していますが、日本では170万人足らずなので未だ知らない人も多いかもしれません。しかし、世界77カ国の言語で利用でき、世界中で五億人の利用者がいるこのサイトはこれからもっと早く、もっと広く増殖していくことでしょう。僕もSNSといえば日本のミクシィ(Mixi)を随分以前から使っていましたが、今では外国人とのコミュニケーションが増えたこともあってもっぱらFacebookを使うことが多くなりました。(実際には、Facebookを核にして、mixi、twitterとlivedoor blog、「ブログふくおかよかよか」を相互に結びつけて利用しています。)

その利用者の一人として他のSNSと比較して感じるのですが、やはり実名でのやり取りが中心で世界中とつながっていることが最も大きな魅力であり、その上、友人同士の写真のやり取りやYou tubeなどとの連動など多様な使い方ができることが大きな強みになっていることに感心しています。日本は未だにインターネットのやり取りはミクシィをはじめ匿名が多いのですが、Facebookは実名でのやり取りなので世界中の旧友や知り合いが思いがけずにコンタクトしてきたり、そのオープンなところがGoogleと似ていて驚かされますし、楽しくもあり少し怖いところでもあります。

【ザッカーバーグとアサンジ】

タイム誌のカバーストーリー"2010 Person of the Year Mark Zuckerberg" by Lev Grossman, p.32-57, TIME magazine issued on Dec.27-Jan.3,2010"には、そのザッカーバーグとFacebookの光と影が様々な角度から分析されています。

その中で面白いと思ったのは、「今年の人」の次点となった告発サイト「ウィキリークス」の創設者、ジュリアン・アサンジ容疑者(39)とザッカーバーグの共通点について、タイム誌は「2人はコインの表裏であり、双方ともに公開性と透明性を求めているが、アサンジ氏が政府や大組織の権力から力を奪うために半ば強制的な透明性を通して彼らを攻撃するのに対し、ザッカーバーグは個人に自由に情報交換するような場を作り出し、個人に力を与えている点だ」としているところにあります。

In a sense, Zuckerberg and Assange are two sides of the same coin. Both express a desire for openness and transparency. While Assange attacks big institutions and voernments through involuntary transparency with the goal of disempowering them. Zuckerberg enables individuals to voluntarily share information with the idea of empowering them.


自由の国と言われるアメリカを舞台に、全く正反対のやり方で公開性と透明性を通して情報の自由度を創りだそうとする2人。賛否両論はあるでしょうがその圧倒的な存在感と影響力に驚かされます。尖閣諸島を巡る日本の情報戦とは一味違った大きな時代の変化と可能性を予感させるアサンジとザッカーバーグです。みなさんはどう思われますか?

それにしても、このところタイム誌やビジネスウィーク誌に、経済にせよ、政治にせよ、文化にせよ、日本の「顔」がほとんど掲載されないようになって存在感がほとんどなくなっていることが気になります。


同じカテゴリー(タイム誌と自分の意見)の記事画像
直島を訪ねる5つの理由
ギリシャ危機の意味するもの―リスクの所在
音楽の覇権争い―iTuneに挑むレコード大手
現代に生きるアーミッシュの成功法則
マイクロ金融は米国で成り立つか?
253便の恐怖―テロは防げるか?(1)
同じカテゴリー(タイム誌と自分の意見)の記事
 直島を訪ねる5つの理由 (2010-06-07 05:25)
 ギリシャ危機の意味するもの―リスクの所在 (2010-05-28 07:02)
 音楽の覇権争い―iTuneに挑むレコード大手 (2010-05-21 05:27)
 現代に生きるアーミッシュの成功法則 (2010-04-22 08:14)
 マイクロ金融は米国で成り立つか? (2010-01-20 10:18)
 253便の恐怖―テロは防げるか?(1) (2010-01-13 06:41)


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

< 2019年06月 >
S M T W T F S
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
hLg
プロフィール
luckymentai
luckymentai
海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
Copyright(C)2019/博多っ子の元気通信 ALL Rights Reserved