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2010年12月20日

【大卒が専門学校に?】

この記事を見ると大学に行くというのはどういうことなのか考えさせられます。

『就職活動で企業の内定を得られなかった大学生が卒業後、専門学校で「就活」に再挑戦するケースが増えている。文部科学省の調査では今年度、大学卒業後に専門学校に入学した学生は約2万人で、前年度に比べ4000人近く増加した。専門学校に進むことで、「既卒」ではなく「新卒」扱いとなり、有利に働くのではとの思惑も背景にあるという。“超氷河期”の中で就職先を探す大卒者らを対象に、新コースを設ける専門学校も出てきた。

 学校法人「大原学園」(東京都千代田区)は今年度から、大原簿記学校東京水道橋校(同)で、1年制の「ビジネス専攻コース」を設置した。対象は大学、短大などで就職が決まらなかった学生。再チャレンジを支援しながら、内定後を見据えて、職種別に専門知識やスキルを磨く内容だ。個人面談を重ね、エントリーシート(応募書類)の書き方指導や自己分析、面接練習を繰り返す。

 この数年、就活に失敗した学生が専門学校に入学するケースが増えてきたため、開設に踏み切った。17日現在、37人中35人が内定を得たという。

 今春に早稲田大を卒業後入学し、貿易関連の会社に内定した女子学生(22)は「就活の個別指導が手厚く、役立った。大学ももっと充実した指導をしてほしい」と話す。

 同学園によると今年度、首都圏で運営している専門学校17校には大学・短大の卒業生や中退者計1662人が入学(ビジネス専攻コース含む)。14校だった06年度(792人)の2倍を超えた。

 堤敦・広報営業本部長は「『大学の後になぜ?』という声もあるだろうが、学生の評判は良く『手に職を』という専門学校本来の役割に期待が高まった結果だと思う」という。

 マスコミやペットビジネス志望者らが集う専門学校「東京スクール・オブ・ビジネス」(東京都渋谷区)でも、今年度の新入生約600人のうち41人が大卒者だった。「例年は20人前後で、就職難の影響だろう。この傾向が続けば、コース新設も検討したい」(事務局)という。

 文科省の学校基本調査(速報値)によると今年度、専門学校入学者は26万7077人。うち大卒者は1万9503人で全体の7・3%を占めた。01~08年度は5%台で推移しており、増加傾向を示している。

 全国専修学校各種学校総連合会(事務局・東京都)の菊田薫事務局長は「厳しい雇用情勢が続けば、今後も更に増えるだろう」と話している。』(12月18日付毎日新聞)

【理想と現実】

大学を卒業しても就職できない時代。実はそんなに遠くない過去にも私たちの先輩方は何度も経験しています。戦前もそうであったし、戦後においても大きな景気循環の波の中で就職できない大学生が大勢いました。

そして今、来春の大学卒業予定者の就職内定率は57%あまり。実に2人に1人はまだ浪人中です。そういう状況だからこそ今回の記事のように留年するなら専門学校に行って「新卒」扱いで次年度に臨もうというのです。切実ですね。


しかし、それでは大学卒というのは一体どういう意味があるのだろうかと考えさせられます。一方では大学院で修士や博士まで取得すると日本ではこれまた就職が難しくなりますし、大学卒は最終学歴を専門学校卒にしなければ就職もままならない現実。
経済が成長しないということ、不況が長引くということは社会の在り方そのものに大きな、大きな変化をもたらしつつあるのだということをこの記事ひとつとっても憂えざるを得ないですね。みなさんはどう思われますか?  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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