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2011年04月15日

【両陛下被災地へ】

天皇、皇后両陛下が被災地に行かれることになりました。

『宮内庁の羽毛田信吾長官は13日、天皇、皇后両陛下が東日本大震災の被災者を見舞うため、ゴールデンウイーク前後に宮城、岩手、福島の3県を訪問される方向で準備していることを明らかにした。
 同長官は、両陛下の訪問について、既に3県知事の了承を得たとし、「できれば連休前から連休すぎのそう遠くならない時期までに、両陛下の被災地ご訪問が実現できるよう準備を進めてまいりたい」と述べた。
 同長官によると、どの県から訪れるかや、どの自治体を訪れるかは各県と調整中。ただ、被災地が広範囲にわたる上、両陛下が高齢であることも踏まえ、まずは各県1カ所ずつを選び、日帰りでの訪問を検討している。
 両陛下は、1995年1月の阪神大震災の際、発生2週間後に現地入り。今回もできるだけ早い被災地入りを希望していたが、被災地の厳しい状況が続いていることから控えていた。
 両陛下は先月30日、東京都足立区の避難所を、今月8日には埼玉県加須市の避難所を訪れ、被災者を直接見舞った。14日には今回の被災地として初めて津波の被害を受けた千葉県旭市を、来週には茨城県入りし北茨城市などを訪れる予定。』(4月13日付時事通信)


【心を救う】

連日報道される東日本大震災の被災地の状況は、1ヶ月以上経った今でも地震発生当初とそれほど大きく変わっていないように見えます。被害を受けた地域が広範囲にわたっていること、福島第一原発の核惨事が福島県を中心にかなり広い範囲で被災地復興に暗い影を落としていることがその原因だと思われます。

さらには与野党の政治家や政府の動きに今ひとつ全力で被災地を救おうという「心」が見えてこないのも、被災地の方々の心が休まらない原因のひとつのようにも見えます。

そしてもうひとつ。震災前には技術立国と胸を張っていたニッポンの核汚染の収束が見えないこと、その人災の元凶となった東電首脳陣や政府・官僚トップに一向に被災地の人々への「誠意」が見えてこない、この期に及んでも自分たちの保身ぱかりが目立つことも被災地の人々の憤りを誘っています。
そんな中、天皇、皇后両陛下の「こころ」が日本の唯一の救いです。ご高齢であるにもかかわらず、自ら被災地の避難所に赴いて膝をついて被災された方々の心を思いやする姿。本当に、本当にありがたいと思います。

肝心なときに病気になって、事態が少し落ち着いてきたと思いきや忽然と現れてしゃあしゃあと記者会見し、被災地の方々に土下座して謝ることもなく、金を払うことばかり喋るどこかの電力会社のトップをはじめとする原発の安全をないがしろにしてきた当事者の方々は、両陛下のこの「こころ」をしっかり自分の濁りきった心に刻んでいただきたいと思います。僕も無知なまま原発を今まで容認してきた国民の一人として深く両陛下の「こころ」にひざまずきたい思いです。  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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