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2012年12月06日

【菅直人氏が総理大臣として経験したこと】

「本当に原発ゼロでいいのか」と財界や大手メディアや大手雑誌社は言う。しかし、その人間たちは首都圏3千万人まで避難を余儀なくされるところまで紙一重だった福島第一原発の核惨事についてどう評価しているのか? もしそうなっていたら日本は国家としての存立さえ危うかったのだ。そういう国家の存立の危機さえ招く原発をこのまま維持するというほうが非現実的ではないのか?

ここで当時総理大臣としてフクイチ事故に対処した菅直人氏のコメントを引用したい。 (「東電福島原発事故 総理大臣として考えたこと」菅直人著 幻冬舎新書 p.190)

『「原発が稼働しないと日本経済にマイナスだ」と言う財界人は、もし福島原発事故で首都圏から3千万人が避難を余儀なくされていたら、どれだけ日本経済がダメージを受けたか検証したのか。その時には日本は大混乱に陥り、経済的にも、社会的にも、国際的にも国家存亡の危機に陥っていたこ...
とは間違いない。そしてこの最悪のシナリオは危機一髪、紙一重で回避されたもので、今でも同じような事故が絶対に起きないとは誰も言えない。まず、私たち日本人が経験した福島原発事故が、国家存亡の危機であったという共通認識を持ち、そこから再スタートすべきだ。それを忘れた議論、無視した議論はまさに「非現実的」な議論だ。』


菅直人氏のフクイチ対応にはさまざまな批判がある。しかし、少なくとも彼は国家の最高権力者として事故の拡大を食い止め首都圏の3千万人避難という事態は回避したのは事実である。菅直人氏が脱原発に転向したからといって国家存亡の危機を体験した事実は消えないし、フクイチの事故は国家存亡の危機だったという事実も消えない。財界も大手メディアも経産省も原子力ムラの人間たちはそこを菅直人氏の人間性等にすり替えて敢えて無視しているとしか思えないと感じるのは僕だけだろうか。もしそうでないと主張するなら、「自分はトップリーダーとして命を懸けてそういった原発事故は回避できる。」と公の場で発言してから「原発はほんとうにゼロでいいのか」と個人名で発言すべきではないか。

12月16日の投票前に3/11後に日本が直面した過去最大の国家的危機についてもう一度考えてもらいたいと思うのは僕だけだろうか。原発をどうするかは日本が今抱えるあらゆる問題に直結している。その解決を20年先でいいとするのか、現状のままでいいとするのか、即やめるとするのか、政治家は命を懸けて訴えてもらいたい。それが国民に対する最低限の責務であり、信頼回復の一歩だ。
  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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