2007年12月07日

【ヘディングは危険!】

サッカーではヘディングは日常茶飯事です。特にゴールキーパーとの激しいやり取りの中では、ヘディング・シュートが最後の決め手になることがよくありますよね。

女性のヘディングは危険?そんなヘディングが危険?・・・・いや、誰でもということではなく男性よりも女性にリスクがあるというレポートが12月10日号タイム誌のスポーツ欄に「ヘッド・ゲーム」("Head Games")というタイトルで掲載されています。なぜ、女性にはリスクがあるのでしょうか?

Head Games ----Girls are getting more concussions than boys are. Why they are at risk

【脳しんとうを起こすリスク】

タイム誌によれば、女性は男性よりも頭を使ったゲームで脳しんとうや頭痛、めまいなどを起こす確率が格段に高いというのです。

そのひとつの証拠としてアスレチック・トレーニング・ジャーナル(Journal of Athletic Training)の調査で、米国の女学生のサッカー選手は男子のプレイヤーよりも40%以上脳しんとうを患っているという報告が紹介されています。具体的には、2005年~2006年の男女学生のサッカー選手の脳しんとう例は男子が約2万人に対して、女子は2万9千人にのぼるのだそうです。

これは由々しき問題ですね。サッカーだけでなく、バスケット・ソフトボール・ホッケーなど他の競技でも同様の傾向が見られるとのこと。

【男女の身体特性の違い?】

それほど男女で違いがあるのは何故なんでしょうか?ひとつは首の強さ。男性の首周りは女性より凡そ20%近く大きく、それだけ頑丈に出来ているそうです。一説には男性の首は、女性よりも50%以上強く出来ているとも言われています。

もうひとつは女性は衝撃を受けると、男性よりもひざまずいてバランスを崩すことが多いことも脳しんとうの遠因となっているようです。

今のところ、女子選手がこういった脳しんとうなどのリスクを減らすにはヘッドギアをしたり、首を鍛えたりするしかないのですが、もっと根本的には男女の身体特性をもう一度認識し直して、男子に合ったスポーツ、女子に合ったスポーツをそれぞれ推奨していくという基本に戻ることも必要ではないでしょうか。

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