2008年07月30日

【不吉な予兆】

先週お伝えしたウミガメのニュース。産卵上陸が全国で最多となったとの報道とは裏腹に不吉な予兆を知らせるニュースが目に留まりました。

『国内有数のウミガメの生息地として知られる八丈島(東京都八丈町)の近海で、絶滅危惧種のアオウミガメに、ヒレや頭の付け根に腫瘍ができるフィブロパピロマという病気が広がっている。地元のダイバーによると、八丈島近海では最近約5年間で爆発的に広がり、現在では、目撃されるアオウミガメの8~9割には腫瘍が見られるまでに広がっているという。しかし、これまでに詳しい実態調査は行われておらず、研究者らは危機感を強めている。
 NPO法人(非営利特定法人)「日本ウミガメ協議会」(亀崎直樹会長)によると、フィブロパピロマは、ウイルスの感染によって起きるとされ、主にアオウミガメで見られる。1980年代から世界各地で報告されている。ウイルスの種類や感染経路など詳しいことはほとんどわかっていない。腫瘍は成長するとグレープフルーツ大になる。死亡原因と断定された例はないが、腫瘍のあるカメの動きが極端に鈍かったり衰弱していたりという報告や、大きな腫瘍のあるカメが死亡して岸に漂着したという報告もあるという。』(7月22日付産経新聞)


【原因不明】

別の新聞報道の中で、NPO法人日本ウミガメ協議会の松沢慶将主任研究員は、「体中に白い腫瘍(しゅよう)ができるフィブロパピロマにかかった可能性がある。5年ほど前から急激に伊豆周辺などで発見例が増えている。原因不明の病気だが、熱帯性の有毒なシアノバクテリアとの関与が指摘されており、早急な調査が必要だ」と話している。

フィブロパピロマ?写真にあるように人にできるイボに似た腫瘍だとのことで、1950年代以前にはほとんど見られなかった病気だそうです。一体、アオウミガメたちの身体に何が起こり、なぜ多発しているのでしょうか。

【明らかな異変】

最近、海の異変が各地で伝えられるようになりました。ここ九州の玄界灘でもサンゴの白化減少が対馬や壱岐周辺でも見られるようになったり、熱帯でしか見られない魚が網にかかったりと海水温の上昇と関係がありそうな異変がいたるところで報告されています。

あらゆるものを呑み込んで、その大きさゆえにとてつもない復元力を持っていると信じられていた大海原。それさえも人間がほんの数十年あるいは数年で取り返しのつかないような大変化を引き起こそうとしているのかもしれません。もう小手先の対策ではどうにもならなくなっているような予感がするのは僕だけでしょうか。
  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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