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2009年12月02日

【事業仕分け終了】

2週間近くにわたった事業仕分け作業が終わりました。

『政府の行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)の作業グループは27日、平成22年度予算の概算要求の無駄を削る事業仕分けを終えた。仕分け作業による財政効果は1兆6千億円超で、独立行政法人の基金や特別会計の剰余金など、いわゆる「埋蔵金」の国庫返納要求額が多くを占めた。政府は事業仕分けの結果を踏まえ、過去最大の95兆円台にふくらんだ概算要求から3兆円以上の削減を目指す。

 鳩山首相は27日夕、首相官邸で記者団に対し、「国民に予算というものが見える形になった」と述べ、全面公開方式で行われた事業仕分けの成果を強調した。その上で、「(今後の予算編成では)政治的な判断というものが求められる」と強調した。

 初の試みとなった仕分け作業には、効率重視のやり方や判定内容への批判がつきまとった。だが、予算編成過程を公開とし、既得権益の確保を前提せずに無駄を省く手法も初めてで、国民の高い関心と支持を集めた。刷新会議は今後、判定結果を実際にどう予算に反映させるかが課題だ。

 仕分け作業の対象となったのは449事業。27日夕段階の集計では74事業を廃止、19事業の予算計上を見送り、132事業を予算縮減と判定した。

 重複事業として、無償資金協力援助(ODA)が3分の1程度、学力テストは大幅な減額をそれぞれ求めた。事実上凍結と判定された次世代スーパーコンピューターはノーベル賞受賞者らの反発もあり、政府は予算計上の復活を検討中だ。』(11月27日付産経新聞)


【賛否渦巻く】

この事業仕分けを巡っては、さまざまな賛否が飛び交い、国民の関心が高まったことは確かです。鳩山首相の偽装献金問題や普天間基地移設問題など現内閣や民主党の頼りなさばかりが目立つ中で、この事業仕分けをどう評価するか意見が分かれるのは当然だと思います。

たった1時間の質疑で決めるのは乱暴すぎるとか、政治家のパフォーマンスだとか批判的な意見も多いのですが、僕は自民党時代には一度も公開で予算の中身についてこれほど「面白い」真剣勝負は見られなかったという意味で画期的だと思いました。

公開でやることによって攻める側も受ける側もパフォーマンスを演じることもあるでしょう。しかし、それでも両者の真剣さやいいかげんさは国民に見えてきます。
そういう意味で公開の意義はあったと僕は見ています。ただ今後はそういったパフォーマンスを極力抑えて、さらに将来形骸化しないための法制面・体制面の整備が必要となってくるでしょう。

みなさんはどうお考えですか?

  



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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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