上記の広告は2週間以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書くことで広告が消せます。  


2007年07月17日

【新潟で再び大きな地震】

またしても新潟で大きな地震が発生しました。

『16日午前10時13分ごろ、新潟県上中越沖を震源とする地震があり、新潟県長岡市と柏崎市、刈羽村、長野県飯綱町で震度6強、新潟県上越市、小千谷市、出雲崎町で震度6弱を観測した。

 新潟県三条市、長野県中野市などで震度5強、新潟県加茂市、川口町、石川県輪島市などで震度5弱を記録し、東北から関東、東海地方など広い範囲で震度3以上を観測した。

 この地震で、新潟県内で6人が死亡し、新潟、長野、富山の3県で計約700人のけが人が出ている。』(7月16日付読売新聞)


亡くなられた方のご冥福を心からお祈りするとともに、被災された方々が一刻も早く救援されることを願っています。

それにしても、気になることがあります。地震の発生した地域に柏崎市、刈羽村が入っていることです。

【見えない原発の現況】

そう、そこには7基もの原子炉が集中し合計821万2千キロワット東京電力柏崎刈羽原子力発電所があるのです。これほど原子炉が集中している発電所は世界でも例がないほどなのですが、この発電所については次のように報道されていました。

『今回の地震で、震源地からわずか9キロ・メートルの距離にあった東京電力柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)は強い揺れに見舞われ、16日午前、7基ある原子炉のうち、稼働中だった2、3、4、7号機が自動的に緊急停止した。

 経済産業省原子力安全・保安院は、放射能監視用のモニタリングポストにも異常な変化は見られないことから、「外部への放射能漏れなどの危険はない」としている。

 地震の直後には、3号機の関連施設の変圧器で、絶縁用の油の引火と見られる火災が発生し、一時、黒煙が立ち上ったが、約2時間後に鎮火した。

 また、強い余震があった直後の同日午後3時45分ごろ、1、2号機の使用済み燃料棒を冷却保管するプールの水位低下を示す警報が作動した。揺れのため、プールの水を循環させるポンプが停止したのが原因で、間もなく復旧した。』 (7月16日付読売新聞)


原子炉は緊急停止し、放射能漏れもなく、火災も鎮火したという報道ですが、どの新聞もそれ以上のことは伝えていません。一体発電所の中で何がどうなっているのか。

【知らされない恐怖】

火災を起こしたのは原子力施設に電気を供給する変電設備です。3号機の原子炉は緊急停止しましたが、燃料は熱を発しており、変電設備が機能しなくなって電源喪失に陥ると、最悪メルトダウンという事態にもなりうるのです。そうなれば日本列島全体が緊急事態に陥るでしょう。

そんなことにならないように、発電所の現場の方々は今必死で作業をされていると思いますが、事態の推移は出来るだけ公表してほしいものです。

これほどの原子炉が集中している場所に、ここ数年で一度ならずと二度もかなりの地震が発生した日本。自然界からの強烈な警告だと受け止めるべきだと思いますが、みなさんはどう思われますか。

東京電力柏崎刈羽原子力発電所の状況は、しばらく注意しておいたほうがよさそうです。  



< 2007年07>
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
hLg
プロフィール
luckymentai
luckymentai
海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
Copyright(C)2024/博多っ子の元気通信 ALL Rights Reserved