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2007年07月04日

【粘りの勝利】

島根の皆さん、おめでとうございます! ビックなニュースが飛び込んできました。

『国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は28日、クライストチャーチ・コンベンションセンターで新規登録の審議を行い、日本が推薦した島根県大田市の「石見銀山遺跡とその文化的景観」の世界遺産登録を決めた。

 同遺跡はユネスコ諮問機関から「登録延期」を勧告されたが、日本政府などの働きかけもあり、“逆転登録”となった。日本の世界遺産登録はこれで14件目で産業遺跡では初めて。

 同遺跡については、ユネスコの諮問機関「国際記念物遺跡会議(ICOMOS)」が5月、遺跡の普遍的価値の証明が不十分として、「登録延期」を勧告した。日本側は「李氏朝鮮の国史やヨーロッパの地図などで、銀山が東西の文明に影響を与えたのは明らか」などと反論していた。』(6月28日付読売新聞)


【島根を照らす歴史の光】

それにしても石見銀山って、正直学生時代の教科書で名前だけは知っていましたがそんなに歴史的価値が高いものとは知りませんでした。

僕のブログ仲間にhoddyさんという島根出身の方がおられるんですが、その方のブログにこう紹介してありました。

『島根県は出雲国と隠岐国、そして石見国、3つの国がひとつになった県なんです。その石見国にある銀山なので石見銀山です。ちなみに江戸時代は銀が取れる要所だったので、石見銀山周辺は天領(幕府の直轄地)でした。』(hoddyさんの「考える葦のブログ」より引用)

なるほどそうだったんだ。石見国があったんだ。そしてそこから取れる銀が17世前半には世界の銀産出の3分の1を占めていたんですね。

多くの神々の伝説に彩られた出雲や隠岐に、日本発の産業遺産として世界的な銀の産地だった石見が加わればもっともっと多くの人が島根に足を運ぶようになるでしょう。それも日本だけじゃなくて、世界の人々が来るようになるには、これからも地元の方々の粘り強い努力が必要ですね。地元のみなさん、頑張ってください。

僕も一度行ってみたいなあと思ってます。  



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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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