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2010年11月10日

【全員救助】

遭難2日後に無事救助されました。

『川根本町の沢口山(標高1425メートル)を登山中の男女5人が遭難した事故で、5人は2日夕、県警の捜索隊などの手で救助された。衰弱している人もいるが、いずれも大きなけがはなかったという。2日ぶりの下山に関係者が胸をなで下ろす一方、軽装で入山したことや山中で迷ったときの知識不足について警鐘を鳴らす専門家もいた。
 島田署によると、救助されたのは、会社員の岡崎沙世子さん(26)=焼津市小川新町=、同僚の吉崎由貴さん(24)=同市下小田=の2人と、いずれも静岡大大学院生の小笠原悦子さん(24)=浜松市中区和地山1丁目=、岡島良樹さん(23)=同区和合町=、片山真宏さん(25)=同区富塚町=の計5人。小笠原さんが左手に軽傷を負い、片山さんが右足にしびれを訴えているという。
 5人は10月31日朝から登山し、日帰りする予定だった。県警や消防が1日から捜索を始め、南側の標高約1030メートルの岩場の斜面地や近くの沢にいる5人を発見。小笠原さんらはヘリコプターに発見されやすいよう、岩場に横たわって待っていたという。
 山岳遭難救助隊員らは2日に5人と合流。隊員らが近づくとほっとしたような表情を見せ、水や食べ物を口にすると元気を取り戻したという。5人は2~4時間かけて下山した。
 岡崎、吉崎、岡島さんの3人は午後3時20分ごろ、救助隊員に付き添われて川根本町千頭にある登山道入り口付近に到着した。疲れきった表情で、救急隊員らに支えられながら救急車に乗り込んだ。吉崎さんはほっとしたのか、涙を流しながら救急隊員の問いかけに応じていた。』(11月7日付朝日新聞)

【甘い判断】

沢口山というのは地元の観光協会や役場の話によれば、「小学校の遠足で行くような山」ということだそうで、今回遭難した5人の若者もこの山を初心者でも登れる山ということで選んだようです。

しかし、だからといって雨天や道に迷った時の備えを怠っていいということにはなりません。初心者の山と言っても1400メートルと言えば少しでも天候が悪化すれば今の時期、気温の低下による体温の低下のリスクも考えておかなければなりません。

また、道に迷っても、「沢に降りて川を下れば集落に出られる」と考えて下山したことも、遭難した場合には沢に下りるのが一番危険という登山の基本を無視した甘い判断です。

最近、「山ガール」が流行ということで、多くの女性が山登りに挑戦しているようですが、山はどんなに低山であっても見くびってはいけませんね。  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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