上記の広告は2週間以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書くことで広告が消せます。  


2009年03月26日

【CCDって何?】

みなさんはCCDという言葉を聞いた事があるだろうか?CCDカメラのことではない。自然界での蜂の大量失踪を意味する蜂群崩壊症候群(ほうぐんほうかいしょうこうぐん、Colony Collapse Disorder、CCD)のことだ。

蜂の大量失踪が主にアメリカで問題になっていたことは知っていたが、それをCCDと呼ぶことはつい最近まで知らなかった。そのCCDについて、3月23日号のタイム誌の「カリフォルニア・Hughsonからの葉書」(Postcard from Hughson, TIME dated on March 23, 2009)という記事で見かけたので紹介したい。

【アーモンド農家の危機】

カリフォルニアのセントラル・バレーは世界のアーモンドの9割近くを生産する一大アーモンドビジネスのメッカだ。その農地の広さは66万エーカー(2670平方キロメーター)にも達する。日本で言えば、東京都全体の1.2倍もの広さだ。

そのアーモンド栽培には、受粉を媒介してくれるセイヨウミツバチが不可欠なのに、2006年あたりから一夜にして蜂が謎の大量失踪をして、蜂のレンタル料の高騰によってアーモンド農家の経営が成り立たなくなりつつあるのだ。その失踪したセイヨウミツバチの数はなんと米国全体の4分の1にも達すると言う。

In California's Central Valley, almonds are big business - but they need more and more increasingly scarce bees to stay that way. Amid the blossoms, a buzz of worry

【原因不明】

大量失踪の原因は未だに特定されていない。この記事に出てくるHughsonの養蜂家のオリン・ジョンソンさん達によれば、アーモンドという単一作物の花粉と蜜だけで成虫になるしかない蜂たちの免疫力が低下してCCDが起こっているのではないかと言う。

Johnson and many bee researchers believe this monocultural diet may have contributed to the recent epidemic of colony-collapse disorder(CCD) - a mysterious phenomenon that can kill up to 90% of a hive's insects and whose root cause is still unknown.

このほかにも農薬、特にネオニコチノイド系殺虫剤の影響や、ミツバチの労働環境の急変から来る強度のストレスや、地球温暖化などの気候の変化といった原因も疑われているが、確たる主因とは断定されていない。

日本でも最近、いくつか蜂の大量失踪が報道されたことはあったが、ミツバチの種類や農家の規模の違いなどからそれほど大規模な問題には発展していない。

しかし、全世界的規模で起こっている生物多様性の喪失や、農業生産の大規模化、工業化による弊害がこんなところにまで表面化してきているのは本当に恐ろしいことだ。

そういう意味で、生産性の向上ばかりを追求するのではなく、人間にとって何が必要なのかをあらゆるレベルで問い直さないといけない時代なのだと思い知らされる現象ではないだろうか。

《参考》~さらに詳しくは以下の文章を参照ください。

蜂群崩壊症候群・・・フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)

「CCD(蜂群崩壊症候群)・・・ミツバチの大量失踪」・・・「黄色い豚・麗(レイ)豚@日立柏酒場裏」のブログ記事(2008/6/13)

  



< 2009年03>
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
hLg
プロフィール
luckymentai
luckymentai
海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
Copyright(C)2020/博多っ子の元気通信 ALL Rights Reserved