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2010年01月26日

【すさまじい落ち込み】

小売業の雄ともいえる百貨店、そしてスーパーの売上げが急激に落ち込んでいるとの報が目に留まりました。

『日本百貨店協会が22日発表した2009年の全国百貨店売上高は6兆5842億円となり、既存店ベースでは前年比10.1%減少した。08年秋のリーマン・ショック以降、消費者の節約志向が一段と強まり、下落率は過去最大を記録。ピークの1991年に9兆7130億円だった百貨店売上高は、バブル経済以前の84年(6兆5865億円)の水準まで落ち込んだ。
 また、日本チェーンストア協会が同日発表した09年のスーパー売上高は12兆8349億円と21年ぶりに13兆円を割り込んだ。既存店ベースでは4.3%減で、前年実績を下回るのは百貨店、スーパーともに13年連続。
 特に衣料品が低迷し、百貨店で13.2%減、スーパーで10.8%減と大苦戦。低価格ながら高品質とファッション性を備えたユニクロのような専門店との競合激化も響いた。食料品は百貨店4.6%減、スーパー2.6%減だった。スーパーの食料品は前年、外食を控えて家で食事をする志向の強まりを受け販売額を伸ばしたが、その効果も一巡し、3年ぶりのマイナスとなった。』(1月22日付時事通信)


【消費行動の変化】

それにしてもすさまじいばかりの落ち込みです。いくらリーマンショック後の景気低迷が響いているとはいえ、バブル経済以前の水準にまで落ち込んだということは相当規模の縮小が進み、消費者の百貨店・スーパー離れが進んでいるということでしょう。一方で楽天などのネット経由でのオンラインショッピングは伸びていると聞いています。米国では昨年のクリスマス商戦でネットショッピングが大幅に躍進したとの報道もありました。

すでに何年も前から言われていることですが、これは明らかに消費者の行動に根本的な変化が起こっていると見るべきでしょう。実際、今ではウェブ上で車まで買える時代です。しかも価格ドット・コムなどのサイトを利用しながら家にいながらにしてほしいものが手に入るわけですから百貨店等から足が遠のくのは不思議ではないのかもしれません。

これからは百貨店やスーパーも基本はネット、実物を見せるためにアンテナショップ程度の店構えだけ残すといった時代が目の前に迫っているのかもしれません。
  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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