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2011年07月26日

【見事な勝ち越し】

あっぱれです。

『細身の体で十両の土俵を沸かせているチェコ出身の隆の山が勝ち越した。初土俵から58場所目で迎えた新十両場所で給金を直したが「まだ場所は終わっていない」と表情は緩めない。
 この日の武州山戦は土俵際での逆転勝ち。しぶとさが魅力だが、「きょうも相手を持っていくことができなかった」。187センチ、107キロの体格は気にせず、正攻法を目指している。』(7月21日付時事通信)


【唯一の外国人力士】

今場所では16年ぶりに大関以上に日本人力士がいなくなったそうですが、日本人力士の育成にこだわりがある部屋はどこかご存知ですか?それは僕が九州場所での事務局を仰せつかっている鳴戸部屋です。鳴戸部屋には「おしん横綱」として有名だった鳴戸親方のもとで稀勢の里、若の里、高安の3人の関取を含め15人の日本人力士が頑張っています。

そこに唯一の外国人力士として頑張っているのがチェコ出身の隆の山なのです。

実は鳴戸親方は、外国人力士ばかりが跋扈する今の日本の相撲界に厳しい目を向けていて、自分の部屋も敢えて外国人力士を増やさず日本人力士で固めているのです。ハングリー精神旺盛で意欲満々で実力もある外国人力士を入れれば部屋は安泰なのですが、そこは鳴戸親方、今の日本の相撲界よりも将来の相撲界のことを考えて日本人力士の育成に力を入れているのです。

その中にあってひとり頑張る隆の山。2000年に鳴戸部屋に入門してから今まで11年間「おしん親方」を見習って故郷のチェコにも帰らず頑張り通してきた甲斐があってついに今場所から幕内の十両力士として土俵に上がったのです。日本人力士ばかりの鳴戸部屋の中で肩身の狭い思いもしたかもしれませんが、親方の期待通りの成果を着々と挙げてきたのは本当に立派です。

九州場所では毎朝ぶつかり稽古している隆の山の頑張りを見てきましたが、ほんとうにガンバリ屋であり、技もある彼のさらなる精進を期待したいと思います。  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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