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2011年09月21日

【日本行き拒否】

我が国ニッポンを取り巻く哀しい現実です。

『ドイツ・ミュンヘンのバイエルン州立歌劇場の今月下旬からの日本公演(日本舞台芸術振興会など主催)で、福島第一原発事故による放射能汚染を懸念し、当初参加予定だった団員約400人のうち約100人が日本行きを拒否したことが15日明らかになった。

 日本公演は9月23日から10月10日までで、主に東京でワーグナーの「ローエングリン」などを披露する。

 同歌劇場の広報担当者によると、欠員を補うため外部の演奏家を臨時に雇用する。

 オーケストラ、合唱、舞台技術などの分野ごとに、団員が何人ずつ参加しないかは明らかでないが、数人の主役級歌手が出演をキャンセルしたことは主催者から発表されている。日本に行かない団員は4週間の無給休暇を取るという。』 (9月16日付読売新聞)

【回避されるニッポン】

ドイツはもともとチェルノブイリ原発事故以来最も放射能汚染に敏感になっているお国柄でもあり、東京のドイツ大使館も未だに放射能汚染を恐れるかなりの職員が帰国したままで、業務に支障をきたすほどだとの報道もありました。

しかし、回避されているのはニッポンへの入国だけではありません。ニッポンからの食べ物の持ち込みにも不信が広がっています。放射能汚染を懸念する欧州をはじめとする多くの国が日本、特に福島県や近隣県からの食品輸入の制限を行っています。それもそのはず、日本の食品中の放射性セシウムに対する基準値はチェルノブイリ原発事故の被害を受けたウクライナの基準を大幅に上回っているのですから。例えば飲料水はウクライナ2に対して日本200ベクレル、ジャガイモは60に対して500、肉類は200に対して500、果物70に対して500といった具合です。

「海外から回避されるニッポン」―これは、福島第一原発がとてつもない量の放射能を大気中に放出し、ニッポンの大気も水も土壌も食品も汚染された上に、今でも放射能をまき散らし続けていることを考えるとこれから長きにわたってニッポンに住む僕たちが直面しなければならない過酷な現実なのです。

「世界一安全」と言われた国が「世界一汚れた国」となってしまった哀しい現実。この現実は確実にこれからのニッポンに様々なカタチで重くのしかかってくると思われます。

原子力ムラといわれる人たちは、原発維持を唱える前にこの現実についての責任を明らかにし、償いをすべきでしょう。  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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