2008年02月07日

【民主接戦、共和マケイン】

全米いや世界が注目する5日の「スーパーチューズデー」の大勢がほぼ判明した。

『米大統領選の共和、民主両党候補指名争いは6日、「スーパーチューズデー」の5日に全米24州(共和21州、民主22州)で行われた予備選・党員集会の開票が続いた。民主党では、ヒラリー・クリントン上院議員が最大票田のカリフォルニアを含む8州を制する一方、オバマ上院議員も13州で勝利。しかし、最終決着は付かず、激戦が続くことになった。共和党では、大票田を着実に押さえたマケイン上院議員の指名獲得が濃厚となった。
 序盤4州で2勝2敗だったクリントン、オバマ両氏は、5日も各地で大接戦を展開。クリントン氏は、東部の大票田ニューヨーク、ニュージャージー両州、ヒスパニック(中南米系)の多いカリフォルニア、アリゾナ両州などで勝利した。夏の党大会での持ち票となる代議員獲得数は、オバマ氏をリードした。
 オバマ氏は、黒人有権者の多いジョージアなど南部2州、地元イリノイを含む中西部5州のほか、西部や東海岸の一部でも善戦し、勝利した州の数ではクリントン氏を上回った。しかし、同氏が支持拡大を図ったヒスパニック票の6割をクリントン氏にさらわれ、今後に課題を残した。
 共和党のマケイン氏は、2大票田のカリフォルニア、ニューヨークのほか、地元アリゾナや東部州など計9州で勝利。代議員数で2位のロムニー前マサチューセッツ州知事を大きく引き離した。ただ、保守色が濃い南部では、ハッカビー前アーカンソー州知事の善戦を許し、保守層への浸透が十分に進んでいないことが示された。』(2月6日付時事通信) 


【若者に人気-オバマ氏】

オーソドックスな結果で注目度が低い共和党と違って、民主党は面白い結果になったようだ。ヒラリー・クリントン氏とオバマ氏ともに大統領候補の指名獲得に必要な代議員数2025(総数4049のうちの過半数)を確保できずに勝負は今後に持ち越されたからだ。「スーパーチューズデー」で1980年代に現在の大統領選出プロセスが固まって以来、大勢が決まらなかったのは初めてだそうだ。

日本人にはわかりにくい米国大統領選挙だが、米国民が2期も居座っているブッシュ大統領に辟易して新しい候補者による「変革」を求めている熱気のようなものが僕らにも伝わってくるから不思議だ。その変革の担い手としてオバマ氏支持が増えているのだろう。

2月11日号のタイム誌でも学生達の間にオバマ氏を支持する層が広がっていると伝えているのが目を引く。オバマは米国の新しい顔であり、他の候補が戦う姿勢(fight)を約束しているのに対して、オバマは癒し(healing)を約束していることが目新しく、そういう点が若者を惹きつけているようなのだ。

【予断を許さない今後】

しかし、まだまだ11月の本選挙までの道のりは長い。民主党の候補者はほぼヒラリーとオバマに絞られたようだが、果たして米国史上初めての女性大統領か、もしくは黒人大統領は選出されるのだろうか。

米国はもともとワスプ(WASP---ホワイト・アングロサクソン・プロテスタントの頭文字をとった略語)という白人エリート層が支配していると言われており、現実に過去の大統領はみんなWASP出身だとされている。

その伝統をもひっくり返して新たな政治の潮流が生まれるのだろうか。明らかにWASPではないオバマ氏が選ばれるとすれば米国の新たなダイナミズムの始まりとなるかもしれない。いろいろ批判の多い米国だけど、コップの中の政争、小粒ぞろいの二世・三世政治家が闊歩する日本の政治よりもよっほどましだと思うのは僕だけだろうか。

今後の大統領選挙の行方に注目したい。  



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