2008年02月22日

【イージス艦事故から3日】

イージス艦と漁船衝突事故からすでに3日。真実は何か、まだまだ不可解な点が多いものの、見えてきたものもいくつかある。この際、第一報を振り返ってみよう。

『19日午前4時7分ごろ、千葉県南房総市の野島崎沖から南南西約40キロの海上で、海上自衛隊のイージス艦「あたご」=艦長・舩渡健(ふなとけん)一等海佐(52)、7700トン=と千葉県勝浦市の新勝浦市漁業協同組合に所属するマグロはえ縄漁船「清徳丸(せいとくまる)」(全長約15メートル、7.3トン)が衝突した。 
 漁船の船体は二つに割れ、漁船に乗っていた吉清(きちせい)治夫さん(58)と息子の哲大(てつひろ)さん(23)=いずれも勝浦市川津=の2人が行方不明になった。第3管区海上保安本部(横浜市)の巡視船艇5隻、航空機2機、海上自衛隊のヘリコプター4機が捜索している。』(2月19日付毎日新聞)


【深まる疑惑】

事故発生から3日間しか経っていないのだが、依然として二人の漁船員は不明、事故原因も不明のままだ。何よりも先ず、二人の漁船員の発見を最優先にすべきなのはいうまでもない。それと平行して急がなければならないのは事故原因の特定だ。

残念ながら21日までに断片的に出てくる情報ではイージス艦側に重大な過失があったと推測させるような事実ばかりが出てきているというのが僕ら一般人の印象だ。それも防衛省側から出てくる情報の信憑性が、情報が出てくるたびに低くなっていくのは本当に驚きだ。

漁船の発見が衝突2分前ではなく12分前だったとか、それまでイージス艦は回避行動を取るどころか自動航行していたとか、見張り役の乗組員の交代時の連携がまずかったのではないかとか、日を追ってイージス艦側の過失ではないかと疑われるような事実ばかりが目に付く。同じ漁港の同僚である漁民の方々が怒るのも当然だろう。

【有事対応どころではない?】

事故の第一報さえ1時間半近く経たないとトップの耳に入らない組織が、果たして国の有事を守れるのかと誰しも考えるだろう。一体、漁船がテロ国家の自爆艦艇だったらどうなっていたのか。それだけではない。その後の情報からも防衛省側に信頼感を感じるような対応はあまりないというのが率直な感想だ。

国家を守るのが防衛省、自衛隊の責務だ。国家を形成するのは国民だ。いくら平時とはいえ、巨大艦船だからといって、小さな漁船の乗組員の命をないがしろにはできないはずだ。個人的な推測ではあるが、どうも今回の事故の根底には漁船、もっと言えば国民が先に回避してくれるだろうという甘え、油断がイージス艦側、ひいては防衛省側にあったのではないかとの疑いを抱いてしまうのは僕だけだろうか。

幹部から隊員まで自衛隊・防衛省の猛省を願う。  



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