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2009年05月20日

【ぞくぞくと不吉な前兆】

日本でもミツバチの突然の消滅が各地で伝えられ始めました。

『ミツバチの不足や異変が全国的に取りざたされる中、岐阜近郊の養蜂(ようほう)業者らも影響を受けている。はちみつ作りや果樹の受粉などに欠かせないだけに、関係者は不安を募らせている。
 「代々ミツバチを育てるが、こんな現象は初めて」。はちみつ用のミツバチおよそ300群を飼育する各務原市内の男性(64)は、ため息交じりに話す。1群につきミツバチは数万匹だが、昨年夏と今年初めに約70群が全滅。「農薬汚染の可能性もある。今後も影響が出ないか心配」
 全国の養蜂業者から仕入れた授粉用のミツバチを農協などに卸す「アピ」(岐阜市加納桜田町)の担当者も危機感を抱く。仕入れ量は例年の3割減となったが需要は落ちず、卸値は5割増しに。「幼虫の天敵となるダニが発生した」とみる。
 巣箱を用いる養蜂技術が明治期から普及した岐阜県は「近代養蜂発祥の地」といわれる。だが、県畜産課の見立てでは、養蜂で生計を立てる業者は減少傾向にある。ある業者は「後継者育成など、立場を超えて養蜂業を守らなければ」と訴えている。』(5月15日付中日新聞)


【原因不明の不気味さ】

岐阜は、明治期に県内の業者が巣箱を使う西洋式養蜂を全国に広めたことから、近代養蜂発祥の地であり、ハチミツの採集に使われるレンゲ草の作付面積は96年から08年まで全国一を誇るほどの一大養蜂地なのです。そんな場所での養蜂農家の苦境。これは、全国に広がる突然のセイヨウミツバチ消滅の深刻さを別の意味で物語っています。原因不明の蜂の大量失踪の闇の深さは増幅するばかりです。

以前にもお伝えしましたが、この蜂の大量失踪は2006年ごろからすでにアメリカでは大問題となっているにもかかわらず、現在に至るまでアメリカでもこの大量失踪の原因は特定されるまでには至っていないのです。考えられる原因としては、アーモンドなどの単一作物の花粉だけに頼る蜂の免疫力低下や農薬特にネオニコチノイド系殺虫剤の影響や、ミツバチの労働環境の急変から来る強度のストレスや、地球温暖化などの気候の変化といった原因が挙げられています。アメリカと日本の養蜂事業は大きな違いがあるものの、原因が特定できないと言う意味では同じなのです。

【逆パンデミック?】

今、世界は豚インフルのパンデミックの脅威に晒されています。このセイヨウミツバチの大量失踪は、ある意味、パンデミックの逆のような現象にたとえられるのではないでしょうか。すなわち、インフルエンザという病気が短期間に急速に広まっていくのとは逆に、ある日突然、目の前からありふれた生物たちが次々と原因不明のまま消滅していくということです。

地球上に溢れんばかりに膨張する人間が地球環境にもたらしつつある影響の大きさを考えると、気候や生物の急激な異変がインフルエンザのパンデミックを引き起こしたり、蜂の「逆パンデミック」を引き起こしたりするのは、地球から人間への最後の警告なのかもしれません。みなさんはどう思われますか?
  



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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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