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2009年11月26日

【進行する温暖化危機】

恐れていたことが次々と現実に迫っているようだ。

『国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)が来月にコペンハーゲンで開催されるのを控え、環境問題の専門家らは24日、地球温暖化は予想を上回るペースで進んでおり、最悪の場合、2100年までに海面が最大2メートル上昇する可能性があると警告した。
 専門家26人は、温暖化に関する64ページの共同声明を発表。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が2007年に発行した第4次評価報告書で指摘された内容を最新情報を基に見直し、温暖化による最悪の影響を回避するには、2015年または2020年までに、温室効果ガス排出量の上限を設定する必要があると訴えた。
 声明では、夏季の北極海の海氷面積縮小や、グリーンランドや南極での氷床の融解を例に挙げ、「気候変動は予想以上に加速している」と指摘。「氷床や氷河を考慮に入れると、海面は2100年までに1メートル、最大では2メートル上昇する可能性がある」としている。
 また、2100年以降も海面の上昇は続き、向こう数世紀で数メートル上昇することが見込まれるという。
 IPCC第4次評価報告書では、海面は2100年までに18─59センチ上昇する可能性があるとされていた。
 来月7─18日のCOP15は、各国に排出削減を義務付けた「京都議定書」の期限が2012年に切れることを受け、2013年以降の気候変動対策の枠組み(ポスト京都議定書)の合意に向けた話し合いの場となる。
 専門家26人による共同声明は「行動の遅れは、(気候変動に)不可逆的なダメージとなる恐れがある」と警告している。』(11月25日付ロイター通信)


【IPCCでも楽観的?】

この記事にもあるようにIPCC第4次評価報告書では、海面は2100年までに18─59センチ上昇する可能性があるとされていたのだが、これはあくまでも政治的妥協の上で出ていた数値であって実際にはこれより大きな数値が予測されていたという話もあったのだ。

そして今、そういう事実が現実のものとして明らかになりつつあるのだ。数十センチと1メートルでは大きな違いである。しかもこれは世界中の平均値的な数字であり、場所によっては数十メートル上昇するところもありうるのではないかと思う。そうなれば、河川や海岸沿いにある都市の大半は水没することになるだろう。しかも、何度も言うがこれは百年後に突然起こる話ではない。ハリケーンの大型化や大洪水、飢饉など様々な気候変動が毎年大きくなりながら徐々に、しかも確実に起こっていくのだ。

もう、ポイント・オブ・ノーリターン、引き返せないところまで人類は来ているのだろうか。危機の根は深い。
  



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