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2010年06月18日

【メガホン訴訟】

野球観戦に熱中するあまり、「ついやってしまった」のでしょうか。

『阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)でプロ野球を観戦中、メガホンで頭をたたかれ、首をねんざするなどしたとして、大阪市の女性が、近くにいた大阪府守口市の男性に、治療費など計約1850万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が11日、大阪地裁であった。窪田俊秀裁判官は「メガホンの硬い部分で強打する行為が、社会通念上容認されるとは到底言えない」として、男性に約24万円の支払いを命じた。

 判決によると、女性は04年4月、アルプス席で職場の同僚や、男性ら7~8人と一緒に観戦。阪神が得点した際、女性より1段上の席にいた男性にメガホンで頭をたたかれ、首のねんざなど約1カ月のけがをした。

 窪田裁判官は、男性が試合後に女性の知人にたたいたことを認めたとの証言や「抗議すると男性がしまったという表情をして謝罪した」との女性の供述などから、「女性の主張は一貫し、不自然な点もない」と判断、治療費や慰謝料などを認定した。ただ「めまいや頭痛などの後遺症害が残った」との主張に対しては因果関係を認めなかった。

 男性は「メガホンで軽くたたき合うことはあったが、熱狂の中で通常起こりうる程度」として、けがをさせたことを否定していた。』(6月11日付 毎日新聞)


【本格的訴訟社会】

この新聞記事だけでは事実関係すべてがわかるわけではありませんが、少なくとも判決では男性が敗訴したことは間違いありません。メガホンで女性の頭を叩いて首がねんざするというのは、相当の力だったのでしょう。加害者と被害者がもともと知り合いかどうかはこの記事からはわかりませんが、やはり男性側の行きすぎた行為だと言わざるを得ないでしょう。

もう20年以上前に、タイム誌などにときたま特集記事が組まれたことがありました。そのカバーストーリーのタイトルは「訴訟社会(litigious Society)」。当時から米国では些細なことでも訴訟に持ち込む市民とそれを援護する膨大な数の弁護士による「訴訟社会」が社会全体のコストを大きく上昇させているという社会状況があったのです。それが今、日本にも表れてきている。

今回の野球観戦中の判例を見てもわかるように、裁判に訴えるということはいい面、わるい面両方あるのですが、弁護士の数の過多などには関係なく日本も確実に米国型の「訴訟社会」の仲間入りをしたということは間違いないようです。個人の権利擁護と社会のコストという二つの側面。みなさんはどう受け止められますか?
  




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