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2010年06月30日

【山笠シーズン・スタート】

「博多祇園山笠」といえば全国的にもよく知られた博多の夏の風物詩ですが、このお祭り、国の重要民俗文化財に指定されている700年あまりの歴史と伝統のある博多の「神事」です。実際の山笠の期間は毎年7月1日から7月15日までの15日間なのですが、その準備は1ヶ月前の6月1日から始まります。

特に今年はクライマックスの「追い山」が行われる最終日の7月15日は木曜日に当るため、追い山を見て直ぐに職場に戻らないといけないので、大変ですが博多っ子にとってそんなことは些細な問題です。山笠があったら仕事二の次!!! それが博多っ子の心意気ったい!!

【恒例の棒締めで「締めくくり」】

地元紙の西日本新聞には、6月に入ってからは山笠に関するニュースがぼちぼち出始め、同社のホームページにある「博多祇園山笠」のページに毎日記事が追加されていきます。地元紙ならではの応援体制ですね。最近の記事としては6月21日に恒例の「棒締め」が掲載されました。

『福岡市の博多祇園山笠(7月1―15日)の開幕を前に、舁(か)き山笠七流(ながれ)のうち三番山笠・千代流(中富鐵也総務)と七番山笠・東流(池田洋機総務)が20日、山笠台に舁き棒をくくりつける「棒締め」を行った。

 東流は、同市博多区上呉服町のビル敷地内で行い、水法被姿の男衆約50人が参加。「棒締めたー、棒締めたー」の掛け声を上げながら、山笠台に長さ5・45メートルの舁き棒6本を、麻縄(長さ41メートル)2本だけで縛り付けた。池田総務は「不景気や口蹄疫(こうていえき)など社会不安は多いが、勇壮な山笠で博多から元気を発信したい」。

 同区千代3丁目で棒締めをした千代流の中富総務は「7月15日の追い山で、無事山笠を奉納できるように協力しながら頑張りたい」と話した。ほかの五流も26日以降、棒締めを行う予定。』
(6月21日付西日本新聞)


【「お祭り国家」日本が世界をリードする】

以前、日下公人氏と伊藤洋一氏の共著「上品で美しい国家-日本人の伝統と美意識」(2006/5/8第一刷発行 ビジネス社)を読んでいたら日本の活力の源泉はお祭りにあるとの説をお二人が唱えておられました。

そして驚いたことに日本のようなお祭りは中国にも朝鮮にもないそうです。昔は両国ともあったのですが、中国では共産党が民衆の反乱防止のため禁止し、朝鮮では李王朝が同じ理由で禁止したとのことです。

日本は北東アジアでは例外的にお祭り好きで、お祭りによって世代や職業などを超えた結束を促し、日ごろのストレスを解消し、さらには山笠やだんじり祭りのように一瞬の油断が事故につながるような行事では事故を起こさないために入念な段取りを行うなど様々な効用があります。

祭りのプロセスそのものが、集団でひとつのことをなしとげるという日本の文化や伝統を形作っている。博多祇園山笠も博多が博多であることのアイデンティティのような感じがします。

お祭り国家日本、お祭りの町「博多」、これからも世界をリードしていく元気の源としてお祭りの伝統を大事にしていきたいですね。

≪参考≫

・「博多祇園山笠~博多祇園山笠公式サイト~」
  



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