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2008年04月15日

【高尾山で増える事故】

東京都心から近く、家族連れなどハイキングで年中にぎわう高尾山で事故が多発しているそうです。

『全国最多の登山者数を誇る東京都八王子市の高尾山(標高599メートル)で、事故が急増している。07年は43件(45人)と、04~06年の平均のほぼ倍になった。今年も3月末までに12件の事故が起きている。都心から近く、軽装の登山者が後を絶たないことに加え、人気の観光ガイドブックが紹介し登山者が急増したことが背景にありそうだ。   

 高尾山は新宿から電車で約1時間の距離にあり、6通りのハイキングコースがある。一般的な登山ルートなら約1時間半で登れ、手軽さから若いカップルなどにも人気がある。年間登山者数は230万~250万人。』(4月12日付毎日新聞)


【高い人気の高尾山】

高尾山は僕も東京に住んでいた頃、家族で何度も登りました。八王子までJR中央線で行けば直ぐだし、なによりも標高は6百メートルほどしかないのにケーブルカー・リフトはあるし、登山ルートも8つ、自然研究路も6つと手軽に登山を楽しめるようにありとあらゆるサービスが整っているのが東京在住の人にはとても魅力的なレクレーションの場所なのです。

そんな高尾山ブームに最近もうひとつ火をつけたのが昨年4月に発表されたあのミシュランの評価です。なにしろそのフランスのミシュラン社が出版した日本版旅行ガイドブック「ボワイヤジェ・プラティック・ジャポン」で紹介された高尾山は、動植物の多様さなどから富士山と同じ最高クラスの三つ星を獲得したというのですから、東京都民だけではなく世界にそのすばらしさが認められ、日本全国・世界各国から観光客や登山客が殺到しているらしいのです。

【低山でも油断は禁物】

でもどんなに都心に近くても、どんなに低い山でも山を甘く見てはいけません。僕も数年前、家の直ぐ近くにある標高3百メートルくらいしかない立花山を下山する途中、大の大人が4人もいたのに道に迷ってしまったことがあります。

最近は携帯電話があるので安心している人もいるかも知れませんが、携帯電話も届かない場所は山には意外に多いですし、バッテリーもそんなに長くは持ちません。それに自分の居場所を正確に伝えられる人がどれだけいるでしょうか。

いづれにしても、低山でも山に登るときは、(1) 日没までに下山できるように計画すること(日が暮れてしまうと山は漆黒の闇に包まれます。懐中電灯は必須です)、(2)水や雨具、最低限の食べ物の用意、(3)登山していることを家族や知人に必ず伝えておくことなどは励行してください。

ミシュランの山、高尾山、もういちど東京に行ったら登ってみたいです。

《参考》

・高尾山公式ホームページ


  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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