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2008年09月05日

【深い山里に地熱発電所】

地熱発電所ってご覧になったことありますか?高騰する石油に代わるエネルギー源、二酸化炭素を排出しない自然にやさしいエネルギーだと頭ではわかっていても実際に見てみないことには、その真の姿はなかなか見えてこないのではないでしょうか。そう思って、夏休みを利用して母と家内を連れて九重に一泊旅行に行き、九州電力が運営する八丁原地熱発電所を見てきました。

「そんなもん見てどうすんの」とは言いませんでしたが、母も少しこわごわ。

八丁原地熱発電所は九重の筋湯温泉の直ぐ近くにあって、なんと全国一の規模を誇るのです。それも他の地熱発電所は大きいところでも岩手の雫石にある葛根田という地熱発電所でも8万キロワットなのに、八丁原はなんと11万キロワット。みなさん、知ってました?僕は恥ずかしながら知りませんでした。

【地熱の凄さ】

それにしても地球のマグマが発する地熱は凄い。八丁原の発電所の敷地と建屋の中を、他の観光客の方も含めてたった5人なのに、九電の綺麗でやさしいお姉さんガイドさんが親切に案内してくれたのですが、巨大な冷却塔から出る蒸気や地熱で回るタービンなどは圧巻でした。

日本では九州と東北に集中している地熱発電所。その数は21箇所。ただ、ひとつひとつの発電所の規模は小さく、全体的な発電能力は約53万キロワットと小規模な原子力発電所1基分しかないそうです。それに加えて、地熱発電の設備維持のための高いコスト、温泉が枯渇するという誤解に基づく地元の反対などから、電力会社は地熱発電には消極的なため、非鉄業界の地熱発電に対するラブコールにもかかわらず、消極的なのが現実です。(電力会社の運営する地熱発電所は全国で12箇所。電力業界全体の発電力に占める地熱発電の割合はわずか0.2%)

しかし、たとえ規模は小さくても石油や原子力のように人間が働きかけて燃やしたりするのではなく、自然そのもののエネルギーを利用するわけですから設備のメンテナンスの必要性を除けば無限のエネルギーなのです。しかも、CO2を排出するわけでもなければ、放射能や無駄な温排水を出すわけでもない。こんなエネルギーを利用しない手はないのです。

【変わる世界】

猛烈な石油価格の暴騰や荒れ狂う気候変動の中で、最近、欧州を中心に自然エネルギーの本格的な活用が始まっています。欧州委員会は2010年までに総エネルギー消費量の12%を再生可能エネルギーで賄うことをEC各国に求めていますし、その先は2050年までに50%以上にする計画だそうです。

もう世界のパラダイムはいづれ枯渇する資源から再生可能な自然エネルギーを基盤とする社会の構築に向けて大きくシフトしているのです。

その中で、エネルギーの無駄を極力なくしながら、日本の特性を生かす。エネルギーも地産地消と同じ考え方で、小規模分散型をどんどん作ることが必要なのではないでしょうか。市民も行政も業界も気候変動や資源の枯渇や環境汚染を気にしないでもいい、新しい社会のあり方を真剣に考えるべきだと思いますがみなさんはどうお考えですか?

八丁原地熱発電所を体験してエネルギーの将来について考えてみましたが、いづれにしても、地球温暖化が緊急の課題となり、世界的にも議論の段階から防止策の実行の段階に入っている今、自然エネルギーの最右翼である地熱発電を自分の目で見ておくことは、きっと子供たちのためにも自分のためにもなると思います。先ずは地熱発電所をご覧になることをお勧めします。
  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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