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2011年01月06日

【想定外】

かつて大雪でこんなことが起こったことは少なくとも島根・鳥取ではないとのことです。

『山陰地方の記録的な大雪の影響で、雪の重みで転覆・沈没した漁船が鳥取、島根両県で計約380隻に上ることが3日、両県の現地調査で分かった。一部の港では油漏れも広がっており、漁協などはオイルフェンスを設ける対策を続けている。

 鳥取県では、境港市の境港など14カ所で3~5トン未満の漁船を中心に265隻の被害が確認された。油膜も広い範囲で海面を覆っている。港ではカレイ漁などを目前に控えており、県漁協境港支所の高見信悟支所長(60)は「船を起こして排水作業をすぐにしたいが、復旧作業には10日ほどかかる」と話している。

 島根県でも、松江市の港や中海周辺など計20カ所で、小型漁船を中心に112隻の被害が確認された。

 停電は同日午後6時現在、鳥取県で70戸、島根県で1400戸で続き、島根では約1200世帯で断水している。交通機関は両県ともほぼ復旧した。』(1月3日付毎日新聞)


【これからの自然災害】

最近の天候変化というのは、過去の経験則が役に立たないことが日本国内だけでなく、世界各地で起こっています。それは例えば昨年のパキスタンの洪水がピーク時には国土の3分の1以上が水没してしまうというかつてない規模で発生し、数千万人が被害に遭ったというように想像を絶するような災害になることもありますし、今回の漁船転覆被害のように自然災害の規模としてはそれほど大きくなくても、その地域ではかつて経験したことのないような災害として地域に降りかかってきたりしているわけです。

想定外なわけですから、なかなか予防的な措置を取ることが出来ないわけです。昨年の奄美大島の集中豪雨もそうでした。ではどうすればいいか。やはりこういう想定外の自然災害が世界的に増加傾向にあることを行政も地域もしっかりと頭に入れて、今までの被害想定の延長線上ではなくて、あらゆる可能性を視野に入れて、最悪のシナリオに対しても事前・事後のシュミレーションをしておくことが必要になってきていると思います。

おそらく、これからも地球温暖化や気候変動などの加速化がもたらす「想定外」の自然災害は増えることはあっても減ることはないと肝に銘じておく必要がありそうです。  




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海や山、自然が好きな九州男児です。あらゆる機会をとらえて、時代の変化をいつも感じていたいと思っています。
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