2008年04月04日

【意外な結果?】

ヤフーでニュースを検索していると、毎日いろいろな記事が目に飛び込んできます。その中には、常識とは正反対の面白い記事も見かけます。これもそのひとつ。

コレステロール、低いほうが危ない?『血中の総コレステロール値が低い人は死亡リスクが高いことが28日までに、浜崎智仁富山大教授、大櫛陽一東海大教授らの研究で分かった。特に男性の場合、総コレステロール値が高いほどリスクが低くなる傾向がみられた。
 大櫛教授らの別の疫学調査では、「悪玉」とされるLDLコレステロールで同様の傾向がみられた。
 4月から始まる特定健診では、LDLが一定値以上だと受診勧奨となるが、浜崎教授は「コレステロールを悪者にする説はもともと米国から来たもの。米国は心臓疾患や肥満が多く、体質が違う。不必要な人まで薬物治療の対象になる」と懸念している。
 同教授らは、コレステロールと死亡率に関する国内の疫学調査を検索し、「5000人以上を5年以上追跡」などの条件で5本の文献に絞り込み、延べ約17万3500人分を「メタ分析」という手法で解析した。』 (3月28日付時事通信)


【いよいよメタボ検診開始】

今月からいよいよ「特定健康診査・特定保健指導」、通称、「メタボ検診」あるいは「メタボ診断」が始まります。この新制度は現在の健康診断に腹囲測定を加えたもので、男性でウエストが85cm以上、または85cm未満でもBMIが25以上の人は、国から「メタボまたはその予備軍」の判定をされてしまいます。それだけならいいのですが、メタボな社員がいる場合、その企業は医師や保健師、管理栄養士などを通じて、生活習慣改善のための支援を行なうことが義務づけられることになり、サラリーマンにとっても企業にとってもメタボは自分達の健康状態が直接コストに跳ね返ることなったのです。

そのメタボ検診に引っかからないためにもコレステロール値を上げないことが重要だというのが、僕ら中高年の「常識」です。コレステロールが高いとリスクが高いといつも脅かされているのです。

そんな恐怖のコレステロール値が高いほうが死亡率が低いという今回の研究結果。いったい、僕達どうすりゃいいんでしょうか。

あまり、その時々の研究結果に惑わされないようにしないといけませんが、ついつい自分に都合のいいデータや研究結果に頼りたくなるのが人情ですね。みなさんはどっちを信じますか?




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