2008年06月24日
「最近、新入社員が疲れている」という記事が目に留まりました。
『最近の新入社員はかなりお疲れのようで、それも「就活疲れ」だという。産業能率大学の「2008年度新入社員の『売り手市場度』調査」によると、売り手市場といわれる昨今の就職戦線だが、08年度の新入社員は氷河期といわれた1998年のときよりも「かなり大変だった」という。その背景に、「就職活動の期間が長いこと」があげられている。学生の「青田買い」を禁止していた、いわゆる就職協定がなくなって12年。その「復活」さえ噂されている。
企業の新卒採用は、日本経済団体連合会が2004年度に制定した「新規学卒者等の採用選考に関する企業の倫理憲章」に基づいて、就活は大学3年生の秋にはじまる「紳士協定」を結んでいる。
しかし、現実には3年生の夏休みから本格化。企業が主催する説明会や企業セミナーがはじまり、最近では職場見学や、実際に仕事に就いて経験してもらうインターンシップ制度も活発になっている。就職情報誌が主催する企業の合同説明会などを含めると5月連休明けごろにはスタートするから、大学3年生になってすぐに開始といってもおかしくない。』(6月14日 J-CASTニュース)
【学業と仕事】
僕が大学を卒業したのはもうずいぶん昔ですが、当時は就職協定があったので4年生になってから本格的に就活を始め、内定は秋頃というのが一般的だったように記憶しています。それに比べると今の大学生の就活は長い。しかも4年生の春先に行き先が決まってしまうと学業にも力が入るのかどうか疑問ですね。
でも大学生達にとっては、今も昔もいい就職ができるかどうかは人生の一大事です。
大学側にとっても、大学の進学率が4割を超える一方で、少子化で学生数は減っていく中、学生がいい就職先を見つけることができるかどうかは大学の存亡さえかかっているといっても過言ではないのかもしれません。
学業と仕事、果たしてどっちを優先すべきなのか。難しい問題です。
【好きなことをやる】
大学時代に、時代の最先端を行き、将来の展望も明るく見えるピカピカの企業に就職が内定したとしても、その企業が10年先、20年先にどうなっているのかは神のみぞ知るというのが現実でしょう。
特に最近は技術の進歩のみならず、流行や人々の嗜好の変化が著しく、数十年前に比べると時代の変化は目まぐるしいので、企業の盛衰のサイクルも短くなっているように思えます。
そんな中、大学時代というのは、本当に自分がやりたいこと、自分が好きなことをじっくりと勉強し、研究する貴重な時期だと思います。
好きなこと、やりたいことさえ見つければ、どんなに世の中や企業が変わっても動じることはありません。大学生のみなさん、就活の前に「自分探し」は終わりましたか? 企業や大学の勧めといった人の物差しで行き先を決めたら、将来大変なことになりますよ。
大学4年生は就職活動、ガイド試験受験、卒業論文と3本立てで臨みましたが、自分でも意外なほど集中できました。
就職活動はluckymentaiさんの地元では大手と言われる企業に内定をいただきましたが、12月のガイド試験結果が出て、人事担当者がビックリして東京に飛んできたほど唐突に辞退しました。
大変申し訳なかったのですが、私の心の中では初志貫徹は決まってました。今、大学4年生では自分探しが完了してない人のほうが多いですよね。高校生のときに海外に出た私は、自らの進むキャリアの重要性を意識させられ、既に大学の3年で自分の進むべき道を決めていました。最近の大学生は就職活動も親掛かりだとか・・・・もう少し自分の意志というものを持って欲しいです。
Posted by snow_islan_ca at 2008年06月24日 12:21
就活疲れって、それは、昨年就職活動したその疲れが今頃
出てきているってことですか???
今年、私は、新人指導担当をしているので、その話は聞き捨て
なりませんね~。しかも、私はまさにその、就職氷河期入社組。
あの頃は本当に大変だったなー(><)今とは比べ物ならん
って思うんだけどな~って昔の話をしても始まりませんよね。
Posted by めありー at 2008年06月24日 21:46
最も早い学生は、2年生でインターンシップ制度に応募しています。
その一方で、就職に有利なためと、やたらに資格を取得したがる。
果たして、これが“健全な”大学生活と言えるのでしょうか。
振り返って小生の大学生時代、学生らしい4年間を過ごしたかと問われれば
「否」と言わざるを得ません。およそ勉強とは縁遠い毎日でしたから。
しかしながら、就職のために3年間も費やすなんて
そんなくだらないことだけはしなかった。
とにかく、できる限り遊びまくりましたからね、「特権」を行使して。
3年の終わりには内定を貰って、4年はそこでバイトをする・・・・
それが当たり前になったとしたら、こんな悲しいことはない。
大学にとっても、大学生にとっても、悲劇だと思います。
と言って、焦る大学生にはほとんど通じないのであります。
Posted by 南野 女彦 at 2008年06月24日 21:52
>snow island さん
自分の道をしっかりと歩んでおられるからこそ、今のsnow islandさんがあり、幸せな家庭があるって感じですね。これからも頑張ってください。
>めありーさん
今の大学生や新入社員と直接接する機会があまりないのでよくわからないのですが、会社に入る前から疲れていたんでは先が思いやられますよね。人生長いから。
>南野 女彦さん
最終的には学歴は就職のためかも知れませんが、もう少し広い視野と目的を持って学生生活を送れる人のほうが人生に余裕が生まれると思うのですが・・・本人次第ですからね。
Posted by luckymentai at 2008年06月25日 08:19
就職活動って決まるまでは気が抜けないから、決まったとたん疲れがくるのかな・・・
Posted by ジャッキー at 2008年11月11日 11:41